...武士道と侠客肌(きょうかくはだ)を一緒につき混ぜたような肌合いの人物で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そのほかに肌合いの面白そうな男と見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...肌合いは違うけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...新撰組あたりへ出入りのとも全く肌合いが違い...
中里介山 「大菩薩峠」
...肌合いも色合いも変ったが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...何やら六つかしいものを列(なら)べて置くといった肌合いであったと思う...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...ニヤリニヤリと岡っ引を迎えるといった肌合いの女――吝(けち)で無慈悲で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こういった肌合いの女――金が有り余って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎にそう鑑定されても文句のないような小意気な肌合いの男でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こちらで訊きたいことの三倍も物を言う肌合いの女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その明智(めいち)の裁(さば)きに享楽するといった肌合いの男です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たいした湯の好きな肌合いらしくはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気質の肌合いがちがうと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...決して相手を高飛車にキメ附けるような侠客(きょうかく)式の肌合いを見せない...
夢野久作 「近世快人伝」
...自分とは肌合いの違う人間でもある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...江戸前で――誰にも人好きのされる肌合いが長次という人間だった...
吉川英治 「松のや露八」
...ぼくの父などとは肌合いの違う人であった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...通勤にはツメ襟の堅い身なりをしていたがいなせな肌合いの人だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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