...肋骨は枯木のやうにしつかりと枝を張つてゐた...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...肋骨(ろっこつ)の間がずきずきと疼(うず)いた...
梅崎春生 「日の果て」
...そのときあの左肋骨(ろっこつ)下の潰瘍(かいよう)を発見したのだった...
海野十三 「柿色の紙風船」
...頭蓋骨も肋骨も焼けすぎている上に...
海野十三 「蠅男」
...彼の肋骨を傷けた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...そのためによけい突き出すやうに持上つて見える肋骨の形...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...肋膜に沢山水がたまり...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...肋膜(ろくまく)が治り次第...
中島敦 「光と風と夢」
...肋骨君はこの正房の一棟(ひとむね)に純粋の日本間さえ設けている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...肋膜炎(ろくまくえん)を起してその年の冬...
野村胡堂 「楽聖物語」
...肋骨が肺にささり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...逍遙子はまた世の批評家が二千餘年前に死せし人の肋骨(ろくこつ)を息杖にして...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
......
森川義信 「衢路」
......
森川義信 「冬の夜の歌」
...肋骨(ろっこつ)でも折れたか...
山本周五郎 「竹柏記」
...わしの呼吸は肋骨(あばら)のうちで...
吉川英治 「茶漬三略」
...肋骨(あばら)まで断(た)ち割られて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここから上は黒い剥き出しの岩の斜面で肋骨のような粗い瘤の付いた氷河が始まっていた――だが挑発的な立方体...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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