...やはり赤い肋骨(ろっこつ)のある軍服とが見えると同時に...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...肋膜(ろくまく)はうまくなおった...
伊藤左千夫 「廃める」
...肋骨が折れる、折れる...
海野十三 「空襲葬送曲」
......
榎南謙一 「無念女工」
...懐にした片手で痩せた肋骨のあたりをつかむようにした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鶏肋自ら棄てがたきものあるをもって採録することにした...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...肋膜に水が溜るんです」十二年...
外村繁 「落日の光景」
...肋膜に沢山水がたまり...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...肋骨は皮一重の下にあるので...
永井隆 「この子を残して」
...菊之肋もお勇も相續が出來ないと決つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今の肋膜炎――昔の所謂(いわゆる)脾腑(ひふ)を揉んで病気になり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の肋膜は毎日うづきます...
平出修 「計画」
...徳山が肋膜らしく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お上の縄にかけられて竹槍(やり)に肋(あばら)を縫わるる前...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...身を替(かわ)す暇もなく本館軒下の敷石に肋骨を打ち付けて人事不省に陥った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...人間の肋骨らしいものが黒く波打って並んでいる下の方に...
夢野久作 「冥土行進曲」
...飴色(あめいろ)や暗紫色(あんししよく)をした肋骨(ろくこつ)と手足の骨とが左右に一間(けん)程の高さでぎつしりと積まれ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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