...肉饅頭が一皿置いてあるとする...
薄田泣菫 「茶話」
...うまさうな肉饅頭があるな...
薄田泣菫 「茶話」
...節肉祭式(レントしき)の肉饅頭(にくまんぢう)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...鍋の中でぐつぐつ煮えている肉饅頭の歌を聞かせてやろうと台所へ連れて行った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...独りでその部屋を出て行った――肉饅頭を取り出すところを他の者に見られることなぞとても我慢が出来なかったほど...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...やッ! 素晴らしい湯気だ! 肉饅頭は鍋から取り出された...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...蝶鮫(ちょうざめ)の魚汁(ウハー)に魚肉饅頭...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...肉饅頭(にくまんじゅう)やら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...肉饅頭(ミイト・パイ)を半分も食べちゃったんだね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...冷たい肉饅頭と羊の焙り肉とで弁当をつかい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何かの紙を下敷にして肉饅頭(ピロシュキ)を焼いてござるのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...何気なくその肉饅頭(ピロシュキ)の下敷にしてある紙を見ると――なにか文字が書いてある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...肉饅頭(ピロシュキ)を焼くたんびに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そこの肉饅頭の味は天下一品と思ったが...
古川緑波 「神戸」
...……全く此の肉饅頭は...
古川緑波 「神戸」
...この肉饅頭の店、そんなら何という名なのか、と言うと、これは恐らく誰も知らないだろう...
古川緑波 「神戸」
...蛇も食わないよ苺酒(いちござけ)は人間の血肉饅頭(まんじゅう)を割ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼は美しいものには何ものにも直ちに心を開く自由な旅行者として、たとえば異郷の舗道、停車場の物売り場、肉饅頭、焙鶏、星影、蜜柑(みかん)、車中の外国人、楡(にれ)の疎林、平遠蒼茫たる地面、遠山、その陰の淡菫色、日を受けた面の淡薔薇色、というふうに、自分に与えられたあらゆる物象に対して偏執なく愛を投げ掛ける...
和辻哲郎 「享楽人」
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