...肉親の絆は深い。...
...彼は肉親以外の人たちを大切にしている...
...彼らは肉親であるが、そんなに仲が良くない...
...肉親だからといって、何でも許されるわけではない...
...彼女は肉親の誕生日には必ずプレゼントを贈っている...
...どんな肉親もこうまで一つになり切れるものではないと思う程...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...秘密を守るためには肉親の者が死んだという知らせを受け取りながら...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...二十代に於いて肉親たちのつらよごしの行為をさまざまして来たので...
太宰治 「庭」
...やっぱり肉親の情だ...
太宰治 「花火」
...肉親全部と離れたとて...
太宰治 「ろまん燈籠」
...即ち琉球では死人の肉を食うべき権利――であると同時にまた義務でもあった――を有する者を骨肉親族(マツシシエーカ)と称して...
中山太郎 「屍体と民俗」
...肉親の誰一人にも診(み)ててもらうでもなく...
林芙美子 「河沙魚」
...久しぶりに東京へ戻つてみるとたつた四人暮しの肉親の上にも大きい身上の變化があつた...
林芙美子 「秋果」
...肉親の事と言えば...
林芙美子 「泣虫小僧」
...肉親や友人から捜索願が出ているが...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...そのために肉親を犠牲にした日本の全人民である...
宮本百合子 「いまわれわれのしなければならないこと」
...先ず家内の者が自分の命令に服さなければどうして他人を従えることが出来るかという熱烈な肉親の情と焦慮とで...
「海流」
...こんな場合に肉親がそばで歎くのはよろしくないことになっていると言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...肉親の他にはないのかもしれなかった...
山川方夫 「愛のごとく」
...まして肉親の姉上ではございませんか...
山本周五郎 「菊屋敷」
...間接に肉親へ弓を引くような苦しいそして至難な役目をいいつかる場合にのみ限られていた...
吉川英治 「三国志」
...肉親の意趣もある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分の肉親の愛を捨てる...
和辻哲郎 「鎖国」
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