...肉親の絆は深い。...
...彼は肉親以外の人たちを大切にしている...
...彼らは肉親であるが、そんなに仲が良くない...
...肉親だからといって、何でも許されるわけではない...
...彼女は肉親の誕生日には必ずプレゼントを贈っている...
...先刻(さっき)から一人の肉親の弟を探しまわっているのであったから...
海野十三 「恐怖の口笛」
...たった一人の肉親である兄の岩太郎であった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...肉親という事実に安心し...
太宰治 「新ハムレット」
...自分の肉親のような気がして来た...
太宰治 「惜別」
...ローソクの灯をたよりに次の収容所へ肉親をたずねて去る人たちを...
峠三吉 「原爆詩集」
...肉親(オヤコ)仲間以外では決してされることのない笑ひを一つかけた...
中原中也 「耕二のこと」
...君は愛ちゃんの肉親の兄で...
野村胡堂 「九つの鍵」
...先代――私には肉親の伯父ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隣人とか肉親とか恋人とかそれが何であろう生活の中の食うと云う事が満足でなかったら描いた愛らしい花はしぼんでしまう快活に働きたいと思っても悪口雑言の中に私はいじらしい程小さくしゃがんでいる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...肉親とはかくもつれなきものかな! 花が何も咲いていなかったせいか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...肉親にたいするあこがれと愛情がこもっていて...
久生十蘭 「虹の橋」
...ふた葉の挽肉親子を食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その一味に肉親の者が加はつてゐるのを知つてしまつた事に鬱陶しさを覚ゆるのであつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...それと一緒に誰一人肉親のものを持たぬ私の淋しさがヒシヒシと身に迫って来て...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...一人一人の肉親の間にも...
吉川英治 「折々の記」
...肉親の名を呼びさがす叫びであった...
吉川英治 「三国志」
...肉親の身びいきというものか...
吉川英治 「松のや露八」
...肉親のない身は世の中をつめたく見...
吉川英治 「宮本武蔵」
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