...2.そして裁判官が君の勝利を宣言するだらうその嚴肅な瞬間に...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...燻籠(ふせご)の匂ひのみ肅(しめ)やかなるぞ憐(あは)れなる...
高山樗牛 「瀧口入道」
...かの嚴肅なるお婆さんをも...
太宰治 「お伽草紙」
...煙管一本持つた者が無い位靜肅である...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...斯くして鹵簿は肅々として市中を進行する...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...行政の紀律を振肅するに非ずむば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...知らず皇帝は曾て宮中肅清を誡めたることあるか...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れの人格は餘りに嚴肅にして陰氣なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...黨紀の振肅よりも先づ黨の平和を計らざる可からず黨の平和を計るが爲には勢ひ星除名論を鎭撫せざる可からず何となれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人々は最早、事の奇異を忘れ、肅然として、この詩人の薄倖を嘆じた...
中島敦 「山月記」
...此(この)時(とき)宗助(そうすけ)と並(なら)んで嚴肅(げんしゆく)に控(ひか)えてゐた男(をとこ)のうちで...
夏目漱石 「門」
...を教へて生の嚴肅なる實相に目覺めしめるものは...
波多野精一 「時と永遠」
...(第四十六圖(だいしじゆうろくず))第四十六圖 支那新石器時代土器(1)滿洲彩色土器 (2)鬲形土器 (3)甘肅彩色土器支那(しな)では...
濱田青陵 「博物館」
...殆んど開かずの部屋と知られてゐたので、嚴肅でもあつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...」「もし話したのだつたら、とても嚴肅な、おとなしい容子でやるんで、私はその意味を取り違へたことでせうね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...」不思議な愛の不思議な言葉! 嚴肅な愛國者の祖國に對する熱情! 彼は坐り込んだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「これは嚴肅な問題だといふことを忘れますまい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...肅然と雨の中を進んでいつた...
三好達治 「艸千里」
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