...僕の辞職を聴許(ちょうきょ)してくれませんからね...
芥川龍之介 「路上」
...この村に寄留したいといふ希望を聴許(ゆる)した上に...
石川啄木 「赤痢」
...ようやく雁金検事の聴許を得て...
海野十三 「深夜の市長」
...即座に御聴許のお手続きをなされ...
太宰治 「右大臣実朝」
...胤長の屋敷なりともと望んで直ちに御聴許にあづかり...
太宰治 「右大臣実朝」
...ただちにれいの御慈悲とやらのお心を用ゐてかかる女性の出しやばりの歎願を御聴許なさるは...
太宰治 「右大臣実朝」
...該人物は依然聴許せず...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...辞職聴許はむずかしかろうし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何も彼もお聴許(ゆるし)になった...
長谷川時雨 「古い暦」
...分家は宗家の霧渓二世瑞仙が幕府に京水の「別宅願」を呈して聴許せられた日に成立した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二十八日に聴許(ていきょ)せられた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ご聴許(ちょうきょ)下しおかれますように」と...
吉川英治 「黒田如水」
...疾(と)く準備にかかれ」と、聴許した...
吉川英治 「三国志」
...御聴許を仰ぎたく...
吉川英治 「私本太平記」
...それらの武門が望む叙爵(じょしゃく)栄職(えいしょく)の名を聴許(ちょうきょ)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...その聴許(ちょうきょ)を要請された殿帥府(でんすいふ)の高家でも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...幸い聴許(ちょうきょ)されて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...すぐにご聴許になった」「それで安心いたした...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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