...北川氏の変てこな話を聴くと...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...永島から信仰の話を聴くようになった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何を措(お)いても先づその謡曲を聴くだけの辛抱を有(も)たなければならない...
薄田泣菫 「茶話」
...聴くべきは大いに容れ...
太宰治 「春の盗賊」
...千鳥の声をたんまりと聴くことができた...
種田山頭火 「行乞記」
...もちろん女からの手紙には、来る手紙にも来る手紙にもこんどの抱えぬしの仕打ちに対して少なからず不満を抱いているらしい口吻(こうふん)をも洩(も)らしていた……私はその時分のことを心の中でまたいろいろ思い起してみながら、今はじめて聴く、こちらではそれと重きを置かなかった恋の競争者の三野村が、そうした極秘密の私の手紙まで女のところから奪い去って、しかもそれを利用して抱え主の女あるじの信用を回復し彼自身の恋の勝利を確実にしたとは!ややしばらくして私は、「ええ、そういわれればそんな手紙をよこしたことがあったのは自分でも覚えています...
近松秋江 「霜凍る宵」
...行ったのぞいと聴くと...
夏目漱石 「草枕」
...私のような者の言うことを黙って聴くような勇気があるのだから...
夏目漱石 「道楽と職業」
...主人は事もなげに「君に捧げてやろうか」と聴くと迷亭は「真平(まっぴら)だ」と答えたぎり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...聴く者の魂を揺り動かすような...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...聴くなら、ちやんとして聴いて貰ひ度い!まだ、春のはじめのころから、父は煙草を売り捌きに、クリミヤ地方へ出向いてゐて留守だつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...聴く者の涙を誘ふかのやうに悠長な...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...聴くばかりじゃないあらゆる呼吸をば探りいれだした...
正岡容 「小説 圓朝」
...闇太郎という名乗りを聴くと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...また飛び上がって少し前へ往くとまた蟹の穴が見えるのでまた下りて聴くと沫の音する...
南方熊楠 「十二支考」
...またナマストギ・ニシトギという言葉もよく聴くから...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そして神さまのお告げを聴く...
吉川英治 「三国志」
...法然の講義を聴く学僧たちが...
吉川英治 「親鸞」
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