...――貴方についてのお話を聴くのを大へん好んでいます...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...「ペレアス」を聴くことを学生に禁じた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...南蛮物の大毒薬であろう」「左様――少しでも残っていると都合がいいが――」二人の本道の話を聴くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...店に居た小僧に聴くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...甲賀町の忍術者のところへ行って聴くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを黙って聴くと見せた小三郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの曲のレコードを掛けて聴く毎(ごと)に...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...海鼠(なまこ)のやうに心もとない被告の陳述と骨のやうに乾からびた裁判長の訊問とを聴くらべて居た...
平出修 「公判」
...聴くもわずらわしなど思う人もあるべけれども...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...まるで貝殻の中に聴く微かな空鳴り程にふるへてゐるのみだつた...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...この画の旋律がもつ貞潔な甘さを聴くようにはできていなかったのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...修辞学は聴く人の心を言葉によって一定の方向に導くこと(ψυχαγωγ※α τιδιλ※γων)であり...
三木清 「解釈学と修辞学」
...聴くに随つて書き続いだものと覚しく...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこまで出かけぬとこの鳥は聴くことが出来ない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...生徒は真青(まっさお)に緊張してそれを聴く...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...で、道を聴く...
吉川英治 「新書太閤記」
...たとえば、国外へ逃亡するさい、行方郡、河内郡などの官倉の物を持って逃げたとか、また、在職中にも、貢税の者の頭を刎(は)ねたとか、訴訟を聴くのに、一方から収賄を受けたとか...
吉川英治 「平の将門」
...初めは、鼻からちょうちんを出すように、ふざけた節をつけて、謡(うた)に唄って誦(よ)んでいた父母恩重経(ぶもおんじゅうぎょう)のことばも、それがいろはのように平易なので、誦(よ)むにつれ、聴くに従い、だんだん分って来たものとみえる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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