...四十年後の今なお古老の口から聴く事が出来...
石原莞爾 「戦争史大観」
...お君のおきまり文句らしいのを聴くと...
岩野泡鳴 「耽溺」
...紅茶を啜りながら聴くともなしに聴いたラジオドラマは...
海野十三 「人造人間事件」
...たまにはラジオで長唄や落語など聴く事もあった...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...手を膝(ひざ)に眼を閉(と)じて聴く八十一の翁(おきな)をはじめ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...以て彼が風(ふうぼう)を聴くを得たり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...耳に落つる一の音が聴けば聴く程多くの音がかたまって出来上った様に明かに聞き取られる...
夏目漱石 「幻影の盾」
...お相談申上げたのはそのためでございます」「フーム」そう聴くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝夕教えを聴くことになったんだから大したものでしょう」「それから」「明日はいよいよ音羽から雑司ヶ谷中の信者総出で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...早く」それを聴くと品吉は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一切の流行唄を聴くまいとする...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...昔の人が話していたのを我々は直接に耳に聴くことは出来ませぬ...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...遂に一同ちぐはぐの声で歌ひ出すのを聴くと...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...聴く人の心理を理解しなければならぬ...
三木清 「解釈学と修辞学」
...聴く彼のものでもなく...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...しかし小此木氏の諸国刀鍛冶の話を聴くに及んでこれにもしかるべき仔細のあることを理解し...
柳田國男 「地名の研究」
...こういう話を聴くと他の地方の人は珍しがるであろうが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...講釈を聴くのが唯一の楽しみ...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索