...どうかその心算(つもり)でお聴きを願ひたい...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...ふと浪の音が聴えて来た...
岩野泡鳴 「耽溺」
...余の始めてこの教を聴(きき)し頃は全国の信徒二千に満たず...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...僕のところへは聴えてこない...
海野十三 「宇宙尖兵」
...―――」いつもは彼方(あっち)へ行きなさいと云ってもなかなか云うことを聴かないのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...恐らく云うことを聴くであろう...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...二単位の講義だけを聴きに出て来るのだ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...お聴(き)きよ……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鐘の声を聴く最後の一人ではないかというような心細い気がしてならない……...
永井荷風 「鐘の声」
...黙って一座の「殺人論」を聴き入って居る名記者...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...――聴いて下さい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それは聴いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そう聴いちゃ放っておけません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一勤という者の講義をたびたび聴聞したこともある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ひとつ聴きなされ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そのうちにイギリス人が私のことを聴きつけて毎晩のように遊びに来る...
三浦環 「お蝶夫人」
...怒らずとお聴きゃれ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...使い走りにしばらく過した後でその頃先生が講師をなすっていた夜間の私立大学の文科の聴講生に編入してもらって勉強できるようになりました...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
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