例文・使い方一覧でみる「聲」の意味

...夜更になると僕の下宿まで那（あ）の聲が聞える事がある... 夜更になると僕の下宿まで那の聲が聞える事があるの読み方
石川啄木「札幌」

...すつかりご主人に打開けてお仕舞ひなさらなくちやいけませんよ――ノラ　（殆んど聲に出さないで）そんなことだらうと思ひました！リンデン　クログスタットの方は少しも怖がる必要はありません...
ヘンリック・イブセン　Henrik Ibsen 島村抱月譯「人形の家」

...濁聲あげてうたひはやす... 濁聲あげてうたひはやすの読み方
大町桂月「春の郊外」

...聲のする方に向つて... 聲のする方に向つての読み方
田畑修一郎「南方」

...それで四聲指歸と云ふ本は... それで四聲指歸と云ふ本はの読み方
内藤湖南「弘法大師の文藝」

...ころころといふ幽かな樣な聲がそこここに聞える... ころころといふ幽かな樣な聲がそこここに聞えるの読み方
長塚節「炭燒のむすめ」

...竹（たけ）を伐（き）つて束（つか）ねたやうに寸隙（すんげき）もなく簇（むら）がつて居（ゐ）る其（そ）の爪先（つまさき）に蹴（け）られては怖（おび）えに怖（おび）えた草木（さうもく）は皆（みな）聲（こゑ）を放（はな）つて泣（な）くのである... 竹を伐つて束ねたやうに寸隙もなく簇がつて居る其の爪先に蹴られては怖えに怖えた草木は皆聲を放つて泣くのであるの読み方
長塚節「土」

...ランプの心（しん）を剪（き）る鋏（はさみ）はどこにあるんですか」と云（い）ふ小六（ころく）の聲（こゑ）がする... ランプの心を剪る鋏はどこにあるんですか」と云ふ小六の聲がするの読み方
夏目漱石「門」

...朝（あさ）の半日（はんにち）をアトリエに籠（こも）つた夫（をつと）は庭（には）で二人（ふたり）の子供（こども）と快活（くわいくわつ）な笑聲（わらひごゑ）を立（た）ててゐた長女（ちやうぢよ）の夏繪（なつゑ）と四つになる長男（ちやうなん）の敏樹（としき）と... 朝の半日をアトリエに籠つた夫は庭で二人の子供と快活な笑聲を立ててゐた長女の夏繪と四つになる長男の敏樹との読み方
南部修太郎「畫家とセリセリス」

...これほど有效な掛聲はありません... これほど有效な掛聲はありませんの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「――」危ふく聲を出しかけたのも無理はありません... 「――」危ふく聲を出しかけたのも無理はありませんの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...柔かい聲も凛（りん）として... 柔かい聲も凛としての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...ドシンと聲が先で... ドシンと聲が先での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...暫らく待て――」平次の聲も... 暫らく待て――」平次の聲もの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...」おつぎが大きな聲で云ふのが聞えると... 」おつぎが大きな聲で云ふのが聞えるとの読み方
水上滝太郎「大阪の宿」

...聲もほとんど聞いていない... 聲もほとんど聞いていないの読み方
三好十郎「肌の匂い」

...愈々ふけてこしきをあげると濛々たる湯氣と子供達の歡聲... 愈々ふけてこしきをあげると濛々たる湯氣と子供達の歡聲の読み方
横瀬夜雨「田舍の新春」

...しかもうたふ聲は眞劍である... しかもうたふ聲は眞劍であるの読み方
若山牧水「みなかみ紀行」

「聲」の読みかた

「聲」の書き方・書き順

いろんなフォントで「聲」