...聰明(そうめい)の横(よこ)なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...追ひ分などは上手なのを聰き飽きたといふ風をしてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そしてたとひ欺き得るといふことは聰明あるひは力の或る證據と見え得るにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...續きてたてりトロイアの 365ダルダニデース・プリアモス聰明神に似たる者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...聰明なこの日本人にロシヤ人たちはおどろいてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...聰明な娘を縛る勇氣がなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...聰明らしい眼をしばたゝきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼鼻立ちの聰明さも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...充分に聰明らしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく利には聰(さと)い人柄に見えます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...また一面ポオのやうな詩的浪漫性と聰明さとがあつた...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...相當な教育と人並(ひとなみ)の聰明さを持つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私はこの粗末な裝(なり)をした農夫の子供たちが、血や肉に於ては最も品(ひん)のいゝ家系の子供と同じに善いものだといふことを、そして生得の長所、精練、聰明さ、親切な感情などの芽生(めば)えが最も良い生れの者と同じに彼等の心の内にもあるらしいといふことを忘れてはならない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...)兎に角、私は、彼のやうに、善良で、聰明で、沈着で、しつかりしてゐるといふのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...人類のためという見地から聰明に慎重に行動して...
宮本百合子 「新しい潮」
...多量生産標準型の聰明さというふうなものがあんまり多い...
宮本百合子 「いのちのある智慧」
...それにつけても母上の愛情の本能的な聰明さには深く敬意を感じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さしも聰明なこの國の民族の...
吉川英治 「折々の記」
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