...聰明(そうめい)の竪(たて)なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...充分に公平且つ聰明な人でも二年や三年は此の漆桶から拔け切ることは難しからうと思ふ...
橘樸 「支那を識るの途」
...そしてたとひ欺き得るといふことは聰明あるひは力の或る證據と見え得るにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...聰明さながら神に似る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されどもヂュウス聰明の思慮は忘れず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...聰明なこの日本人にロシヤ人たちはおどろいてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...物腰しの上品さも物言ひの聰明さも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...細面(ほそおもて)の何んとなく聰明らしい感じのする浪人者です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでも矢張り切支丹邪宗門で火焙りにならなければ濟まないでせうか」お雪は聰明で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...持つて生れた聰明さで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...珍らしい聰明さと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかにも聰明さうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかにも聰明らしい女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だが芥川君は聰明にもそれを豫知して居り...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...或は客觀的世界乃至それの背後に立つ神の聰明有力なる援助により...
波多野精一 「時と永遠」
...而も何とも云へない聰明な淑(しと)やかさで私に微笑(ほゝゑ)みかけた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...メァリーの顏も同じやうに聰明であつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...堀辰雄及び日塔聰の四人が萩原さんのお宅に往つて...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
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