...一九 博聞強記、聰明横也...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...僕の「聰明」によつて驅逐される事が出來るほどの手輕なものらしく見える...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...唯僕の「聰明」を以つて猶此等の缺點を脱却しきつてゐないのは「苦々しい」と思つてくれただけであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...年のわりに聰明で歌を詠むことが上手で...
田山花袋 「道綱の母」
...『ああオヂュシュウス聰明の意見集議の端開き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...續きてたてりトロイアの 365ダルダニデース・プリアモス聰明神に似たる者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...國民の聰慧なる部分は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ伯は聰明自ら恃むが故に毫も衆俗を送迎して人望を收めむとすることなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯の遽かに起つの意思なきとを以て閣下の聰明を蔽はむとすと雖も是れ姑息の計を進めて反つて閣下の過失を再三せしめむとするの妖言なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...沈默の必要を知るの聰明あればなり之れを要するに彼れの政界に於ける去就進退は極めて單純なり而も世間彼れを風雲變幻の魔術師の如くに想像するは何の滑稽ぞ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大して聰明さうにも見えない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでも矢張り切支丹邪宗門で火焙りにならなければ濟まないでせうか」お雪は聰明で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...充分に聰明らしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...聰明といふよりは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼の「聰明さ」が氣に入らなかつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...相當な教育と人並(ひとなみ)の聰明さを持つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あの聰明な女が、あんな平凡な姿になる訳はない...
北條民雄 「月日」
...聰明で教養も深い両親の御秘蔵っ子としてのマーニャは...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
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