...追ひ分などは上手なのを聰き飽きたといふ風をしてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...賢女(けんぢょ)どの!聰明樣(おりこうさま)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そしてたとひ欺き得るといふことは聰明あるひは力の或る證據と見え得るにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...聰明を缺ける者すら皆知らむ』しか陳ずればアカイアの全軍共に聲あげて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』 585彼に答へて聰明のアーンチロコス陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...識者は閣下の聰明に異状あるを注目して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...如何に聰明な人でも...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...兎に角獨自一己の力であれ丈に成つた人であるから門に集つた後進者が幾ら聰明であらうとも感服せなければならぬ點は多かつたに相違ないが...
長塚節 「記憶のまゝ」
...このお桃の聰明さの判つたことが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼聰(めざと)くも見付けたのは妹娘のお勢でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若さと聰明さが殘つてをりますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庭に捨てたに相違ないと見た平次の聰明さに助けられたわけでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかし聰明な訪問者は...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...或は客觀的世界乃至それの背後に立つ神の聰明有力なる援助により...
波多野精一 「時と永遠」
...相當な教育と人並(ひとなみ)の聰明さを持つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ですから、みなさんも、さきほどから、いろいろと纏らない話をお聴きになっていらっしゃいますけれども、幸福に生きたい、という希望があるならば、まだ咲かない幸福の希望という花の蕾があるならば、暖い日射しを当てて、美しく、立派に咲くように、非常に聰明に、実際的に、なんと申しますか、女のもっているしっかりした足取りで、日常生活と政治とをはっきり結びつけていらっしゃって、解決して行くように、そういうふうな生活態度というようなものが、本当の文化生活であるということを理解していただきたいとおもいます...
宮本百合子 「幸福について」
...君の言う「忍耐」にも「聰明」にも当らぬ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...人が 詩人として生涯ををはるためには君のやうに聰明に 清純に純潔に生きなければならなかつたさうして君のやうに また早く死ななければ!...
三好達治 「暮春嘆息」
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