...真(しん)に独りなるひとは自然の大いなる聯関(れんくわん)のうちに恒(つね)に覚めゐむ事を希(ねが)ふ...
伊東静雄 「詩集夏花」
...この問題が直ちにまた一般科学の成立に関する基礎問題に聯関する事は明らかなり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...しかもこの事件に聯関してさせておかないと都合がよくない...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...故人北原多作氏のごとき少数な篤学の官吏の終生の努力と熱心によってようやく水産に聯関した海洋調査がやや系統的に行われるようになりはしたが...
寺田寅彦 「新春偶語」
...それまではこの世における颱風の存在などは忘れていたらしく見える政治界経済界の有力な方々が急に颱風並びにそれに聯関した現象による災害の防止法を科学的に研究しなければならないということを主唱するようになり...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...第百三十段もこれに聯関している...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...これに聯関して起る問題は科学の基礎や方法に関する事柄を初学者に吹き込む事の可否である...
寺田寅彦 「方則について」
...必然的な規則即ち法則に従っての聯関」にほかならず...
三木清 「哲学入門」
...ヘーゲルは知識の発展のうちに論理的聯関を認め...
三木清 「哲学入門」
...道徳は主体の主体に対する行為的聯関としてつねに歴史的である...
三木清 「哲学入門」
...その行為的聯関は表現的聯関である...
三木清 「哲学入門」
...我と汝との行為的聯関の基礎にはつねに我と汝とがそれにおいて関係する場所としての社会がある...
三木清 「哲学入門」
...主体と主体との表現的聯関は...
三木清 「哲学入門」
...文化の形成を離れて人と人との行為的聯関を考えることはできぬ...
三木清 「哲学入門」
...またイギリスのローヂァ・ベーコン(ca. 1214―ca. 1294)はアラビアの自然科学の影響の下に現象の真の聯関についての驚くべき洞察を見せ...
和辻哲郎 「鎖国」
...倭寇と蒙古襲来との聯関を示唆するものといってよかろう...
和辻哲郎 「鎖国」
...儀式に対する喜びと聯関して...
和辻哲郎 「鎖国」
...上と下とは密接に聯関している...
和辻哲郎 「鎖国」
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