...そのさまが前後と何の聯関(れんかん)も無く...
太宰治 「斜陽」
...両者を不可分離の聯関(れんかん)において自覚せる者に対してのみ...
田辺元 「メメント モリ」
...しかるに私の根拠の連結と聯関とを理解することに意を用いないで...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これに聯関して饑饉(ききん)と噴火の関係を考えた学者さえある...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...それまではこの世における颱風の存在などは忘れていたらしく見える政治界経済界の有力な方々が急に颱風並びにそれに聯関した現象による災害の防止法を科学的に研究しなければならないということを主唱するようになり...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...これに聯関して、やはり土佐で古老から聞いたことであるが、暴風の風力が最も劇烈な場合には空中を光り物が飛行する、それを「ひだつ(火竜?)」と名づけるという話であった...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...形は環境と主体との作用的聯関から作られてくるのであって...
三木清 「哲学入門」
...発展的聯関が存在すると見るであろう...
三木清 「哲学入門」
...しかるに道徳は主体の主体に対する行為的聯関のうちにあるのである...
三木清 「哲学入門」
...その行為的聯関は表現的聯関である...
三木清 「哲学入門」
...我と汝との行為的聯関の基礎にはつねに我と汝とがそれにおいて関係する場所としての社会がある...
三木清 「哲学入門」
...文化の形成を離れて人と人との行為的聯関を考えることはできぬ...
三木清 「哲学入門」
...それらの数多くの事項をこの書のような聯関において統一し概観するということは...
和辻哲郎 「鎖国」
...またイギリスのローヂァ・ベーコン(ca. 1214―ca. 1294)はアラビアの自然科学の影響の下に現象の真の聯関についての驚くべき洞察を見せ...
和辻哲郎 「鎖国」
...この相違と聯関して植民地攻略の仕方が著しく異って来たことも忘られてはならぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
...すべてそこに聯関している...
和辻哲郎 「鎖国」
...倭寇と蒙古襲来との聯関を示唆するものといってよかろう...
和辻哲郎 「鎖国」
...同じ頃にヨーロッパにおいて宗教改革に聯関する民衆の運動が極めて強靱な力を持っていたことと対比して...
和辻哲郎 「鎖国」
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