...私は彼を聡明な、魅力に富んだ人で、頭のさきから足の裏まで武人であると思った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...繁昌する店の多くは聡明なる婦人が中心となっているのを多く見受けるのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...唐風様式の聡明な日本化が既に行われていた事を示す...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...もし聡明なる政略をもってこの愚妄(ぐもう)なる政略に代うることなくんばたちまちにしてその堤防を潰破せしむべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...青江とは反対の聡明な女なのだ...
豊田三郎 「リラの手紙」
...でも何となく清純な聡明な感じがして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...聡明な女だったが...
久生十蘭 「無月物語」
...聡明な老科学者は歩きながら考えをじっくり巡らした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...警部補、かまいませんか」警部補が大佐をじっと見れば、褐色に日焼けし、聡明な顔つきで、食いつかんばかりに目が座っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...そしてどんなに聡明な発剌たる人々が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私がなぜ聡明な知識にのみ工藝を依存せしめないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...「あきら」のアッパは声の太くかつしわがれた、聡明な二十八、九の婦人であった...
柳田国男 「雪国の春」
...*私は特に「自由に併せて聡明な実行」という...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...英仏の聡明な婦人はともかく...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...聡明なる才女――とのみ思っていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...政子は、聡明なので、世のつねの妻女のように、徒(いたず)らに泣き狂ったり醜い嫉妬(しっと)は口走らなかったが、一応、夫婦のあいだにはかなり派手な口論が交わされ、さしもの頼朝も彼女の正論には抗し難く、以後、彼の進退は甚だしく、御台所の監視下にあるという――下々にまで隠れないうわさを吉次も聞いていたからであった...
吉川英治 「源頼朝」
...聡明なる覇者(はしゃ)も...
吉川英治 「源頼朝」
...聡明な意思の処理を見てから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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