...私は彼を聡明な、魅力に富んだ人で、頭のさきから足の裏まで武人であると思った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...二葉亭は近代思想の聡明な理解者であったが...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...天才のように聡明な気違いでした」いつもにこやかな名探偵の顔から...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...もっとも聡明な君主が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...東洋における最も聡明な独立国家としての面目を発揮する事が出来た...
太宰治 「惜別」
...君に、たしかな目的があって、制止できない渇望があって、そうして、ちゃんと聡明な、具体的な計画があっての、出京だとばかり思っていた...
太宰治 「火の鳥」
...聡明な春夫の御推察通りであるが...
辻潤 「ふもれすく」
...中には正業に就(つ)くことの出来た聡明な者もあったが...
富田常雄 「刺青」
...分を知ることの聡明な人に限って...
中里介山 「大菩薩峠」
...鈴子は純潔で聡明な女だが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...冷たい聡明な眼差です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼女は大変聡明なんだ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...勤労や節約や農商業資本の運用上の聡明な努力というふうなものがこの目的のためには必要であるとはされていない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...最も聡明な政府の最善の努力をもってしても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...または最も聡明な政府から合理的に期待し得る状態においては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...賢い聡明な性格が...
山本周五郎 「竹柏記」
...「臣が多くを申しあげないでも、ご聡明な帝には、疾(と)くお気づきと存じますが、天下も今、ようやく平静に返ろうとして地方の乱賊も終熄(しゅうそく)したところです...
吉川英治 「三国志」
...聡明なひとみから冷蔑(れいべつ)の光と微苦笑とを...
吉川英治 「源頼朝」
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