...国語調査会の委員諸公は悉聡明練達の士なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...十分に聡明な熟慮を重ねてその成功が確かだと云ふ事を信じてやつたのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...如何(いか)に天資聡明(てんしそうめい)にあらせられても...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...諸君の敏感と聡明とが...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...予ノ戒名ハ琢明院遊観日聡居士...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...勤勉聡明でさえあれば...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...最も聡慧にして最も善良なる首領の指導に依れる政治なりと故に党首は其智見判断に於て固より一代に超絶するものたる可く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...生まれつき聡明な性質は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一年経ったならば、鈴子の聡明さで、悪人の本性を見破れない筈はあるまいと思ったのだ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...物の利害を読むことに聡(さと)い大膳正は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それは非常に聡明さのためとも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...多くの聡明な商人や事情に通じた一般官吏が現在農業に従事している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...または最も聡明な政府から合理的に期待し得る状態においては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...耳聡(さと)いすてに発見された...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...沈著で、剛毅で、聡慧で、物の相談が好く出来、女共に悦ばれて、勢力のあったのはイアソンだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...自分自身に最善を尽した生活律を建て得る「自由」と「聡明」の精神を養わせる教育に力(つと)めて欲しいと思う...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...聡明なひとみから冷蔑(れいべつ)の光と微苦笑とを...
吉川英治 「源頼朝」
...小人輩(ばら)の讒言(ざんげん)などに動かされてとは考えられぬ」「聡明なお方に似あわず...
吉川英治 「源頼朝」
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