...聡明でない青年男女が自由結婚をするのよりも遥かに危険である...
芥川龍之介 「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」
...私のお友達は本当に聡明ですね...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...繁昌する店の多くは聡明なる婦人が中心となっているのを多く見受けるのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いまもなお十分に聡明ではなく...
太宰治 「故郷」
...うっかり近寄らないがいいという聡明さが...
中里介山 「大菩薩峠」
...分を知ることの聡明な人に限って...
中里介山 「大菩薩峠」
...お可愛ゆく、御聡明で、かつ御健康な殿下のことは、新聞や雑誌ではたびたび見ていたが、今度眼(ま)のあたりに拝して、考えていた以上に、頼もしくまた有難い気がした...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...が、行届(ゆきとど)いた愛情と、聡明な理解で、「マンドリン」や「月光」や「夢の後」や「悲しき歌」やら、この上もなく優しく美しく、ほんのりした皮肉と、フランスらしい粋な陰影で、会場の空気を桃色にする術(すべ)を、松尾葉子嬢は体得しているのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...恋人として申分のない美しさと聡明さを持って居りましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...姿儀うるわしく性聡慧(そうけい)...
服部之総 「蓮月焼」
...眼聡(めざと)く眼をつけて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あまり聡明なやり方だとは思われない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...日ごろ御聡明なる殿下として...
久生十蘭 「魔都」
...母は芸妓気質の塵程も見えぬ聡明な質素な女であつた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...聡(さと)く賢(さか)しくなっているので...
森鴎外 「山椒大夫」
...私がなぜ聡明な知識にのみ工藝を依存せしめないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...貞操についても先ず何より個人のその時時の自由な併せて聡明な実行に任せることを望む者である...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...次第に磨かれてくる聡明をたのもしく思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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