...大統領は「赦令」に署名する前に、様々な意見を聞取る必要がある...
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...其後は一切其場で聞取書を作ることもなければ...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...聞取書、調書を杜撰にしたといふことは、制度の爲めのみでなく、私共の斯かることに無經驗なるより生じた不注意の結果でもあるので、私自身は今に至つて其訂正を求めるとか、誤謬を申立てるとかいふことは致しませんが、どうか彼の氣の毒な多數の地方青年の爲めに御含み置きを願ひたいと存じます...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...(五人の侍女に目遣(めづかい)す)平(ひら)にお聞取りを願わしゅう...
泉鏡花 「海神別荘」
...ブルブル震えて何を云っているのだか聞取れぬ程でした...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...私のあの言葉を聞取ってから死んで行っただろうと信ずるように努めている...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...唯だ苦情を申すやうに御聞取になると惡るうございます...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...喧騒の声が地下室に充ちて向き合っての話声も聞取れなくなった...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...その音を聞取ろうとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この男は聞取りの名人です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は被告の陳情を一々聞取つた...
平出修 「逆徒」
...涙が交つて声は聞取れなくなつた...
平出修 「逆徒」
...どうも聞取れない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「叔母の言艸(いいぐさ)を愛想尽(あいそづ)かしと聞取ッたのは全く此方(こちら)の僻耳(ひがみみ)で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...お鍋の調子外(はずれ)の声で「ほんとに内海(うつ)……」「しッ!……まだ其所(そこ)に」と小声ながら聞取れるほどに「居るんだよ」...
二葉亭四迷 「浮雲」
...私には不思議と聞取る事が出来た...
松本泰 「日蔭の街」
...ぢいさんのいふ事は聞取りにくかつたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...小生の名を称へ居るを明白に聞取候...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
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