例文・使い方一覧でみる「聞き覚え」の意味


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...……」そういう声音(こわね)には聞き覚えがあった...   ……」そういう声音には聞き覚えがあったの読み方
海野十三 「深夜の市長」

...無論(むろん)声には聞き覚えがなかった...   無論声には聞き覚えがなかったの読み方
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」

...その声に聞き覚えがあった...   その声に聞き覚えがあったの読み方
江戸川乱歩 「黄金仮面」

...聞き覚えのある声だと思ったのも道理だ...   聞き覚えのある声だと思ったのも道理だの読み方
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」

...「旦那様」それは聞き覚えのある女の声であった...   「旦那様」それは聞き覚えのある女の声であったの読み方
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」

...やがて聞き覚えのある足音がして...   やがて聞き覚えのある足音がしての読み方
谷崎潤一郎 「痴人の愛」

...もうずっと前から聞き覚えのある癲癇(てんかん)持ちが発作を起こして卒倒する時の叫び声であった...   もうずっと前から聞き覚えのある癲癇持ちが発作を起こして卒倒する時の叫び声であったの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...それからまた隣の父の居間からは彼の聞き覚えのある声と...   それからまた隣の父の居間からは彼の聞き覚えのある声との読み方
中原中也 「耕二のこと」

...日(ひ)ごとの声もよも聞き覚えがあるとは云うまい...   日ごとの声もよも聞き覚えがあるとは云うまいの読み方
夏目漱石 「草枕」

...この言葉に聞き覚えのあるのは自称マーク・フェンウィックだ...   この言葉に聞き覚えのあるのは自称マーク・フェンウィックだの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」

...寄席などで彼の聞き覚えのある手品師や丸一の場合に用はれるらしい...   寄席などで彼の聞き覚えのある手品師や丸一の場合に用はれるらしいの読み方
牧野信一 「蝉」

...何だか聞き覚えのあるやうな怖ろしい言葉だと思つたら――」と私は二三歩後ろにたぢろぎながら...   何だか聞き覚えのあるやうな怖ろしい言葉だと思つたら――」と私は二三歩後ろにたぢろぎながらの読み方
牧野信一 「変装綺譚」

...あとは父圓太郎といっしょにでている時分の聞き覚えのものに過ぎなかった...   あとは父圓太郎といっしょにでている時分の聞き覚えのものに過ぎなかったの読み方
正岡容 「小説 圓朝」

...聞き覚えのある声であったから...   聞き覚えのある声であったからの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...遊女などの歌の曲から聞き覚えたものに相違ない...   遊女などの歌の曲から聞き覚えたものに相違ないの読み方
柳田国男 「雪国の春」

...聞き覚えのある声なので...   聞き覚えのある声なのでの読み方
山本周五郎 「思い違い物語」

...次郎吉の声にも聞き覚えがあった...   次郎吉の声にも聞き覚えがあったの読み方
山本周五郎 「さぶ」

...女の語調にどこか聞き覚えがあるばかりでなく...   女の語調にどこか聞き覚えがあるばかりでなくの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「聞き覚え」の書き方・書き順

いろんなフォントで「聞き覚え」


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