...ぼくはいつも聞き役です...
梅崎春生 「凡人凡語」
...聞き役になっていた...
江戸川乱歩 「悪霊」
...聞き役の炬燵話の一人かな十一月二十五日 戸倉温泉...
高浜虚子 「六百句」
...自然此方は聞き役になって客が一人でしゃべることになり...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...他の人達は大体に於いて聞き役に廻っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女を呼び寄せて聞き役になって貰(もら)おうと云う気は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「先生は聞き役しとるから...
壺井栄 「二十四の瞳」
...こっちは聞き役だ」と兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...机竜之助はただ黙って聞き役である...
中里介山 「大菩薩峠」
...前にいて神妙な聞き役となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんでもかでも聞き役になってやりさえすれば修行が済むのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ老紳士たちの聞き役にまわっていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...木偶(でく)の如き妹を聞き役にして...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...きみはただぼくの話の聞き役になってくれればいいんだよ」ばんくんの眼尻がさがって眼が細くなり...
山本周五郎 「季節のない街」
...聞き役としては満点に近い資格の保持者であり...
山本周五郎 「季節のない街」
...彼は自分が聞き役であること...
山本周五郎 「季節のない街」
...聞き役だった僕へ...
吉川英治 「小説のタネ」
...見てまいれ』宵の上汐(あげしお)聞き役は...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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