...この言(みこと)を聞き取りて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...聞き取りにくい濁声(だみごえ)で云った...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ちょっとは聞き取りにくかった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...例に依って兎唇(みつくち)の口元をもぐ/\させながら聞き取りにくい甘ったるい私語をさゝやいていた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そう云う言葉さえ聞き取りにくい田舎訛(なま)りで...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...その日発表した研究の要旨を聞き取り...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...某国政府では詳しくその発明の内容を聞き取り...
寺田寅彦 「B教授の死」
...アカイア人に水軍のほとりに勝を來すべく等しく前後の計らすことを敢てせず』斯く陳ずるを聞き取りて*パートロクロス愛友の 345言に從ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...早速聞き取りと邸内の捜査を始めましょう...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...雑然たるささやきのような隣室の響きを彼は聞き取り得ただろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...万事は長女より御聞き取り下されたく候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...数語をばたしかに聞き取りたり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...聞き取りにくい調子だが...
水野葉舟 「北国の人」
...袴野はそれが孕(はら)んだ月をつぶさに聞き取り...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...「女の意見もお聞き取りいただけましょうか」と話しかけた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...下級船員を捕まえて研究していなかったならばチンプンカンプン聞き取り得なかったであろう...
夢野久作 「暗黒公使」
...そこの所も暗黙に聞き取りたい査問会の内容も含まれている夜会となることだけは...
横光利一 「旅愁」
...大亀の吟味や聞き取りは...
吉川英治 「大岡越前」
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