...鎌田といふ大臣がありましたらうか? 一寸聞きなれない様ですけれど...
石川啄木 「病院の窓」
...鎌田といふ大臣がありましたらうか? 一寸聞きなれない樣ですけれど...
石川啄木 「病院の窓」
...底ぢからのある聞きなれない怪音がひびいてきた...
海野十三 「空襲警報」
...命がないぞ!」聞きなれない太いこえが...
海野十三 「太平洋魔城」
...大隅はその聞きなれない言葉を...
海野十三 「地球盗難」
...聞きなれない声なのです...
江戸川乱歩 「大金塊」
...女や子供らの笑う声に交じって聞きなれない男の笑い声も聞こえた...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...聞きなれない声だ...
新美南吉 「嘘」
...聞きなれない異国の言葉が聴えた...
林芙美子 「瀑布」
...まったく聞きなれない“不死身”という名前が耳に飛び込んできたので見ると...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...聞きなれない声がした...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...もつとも通行人を罵る運轉手の聞きなれないアクセントは私をちよつとばかり氣づまりにさせはしたが...
堀辰雄 「旅の繪」
...その聞きなれない異様な叫びは...
堀辰雄 「旅の絵」
...もっとも通行人を罵(ののし)る運転手の聞きなれないアクセントは私をちょっとばかり気づまりにさせたが...
堀辰雄 「旅の絵」
...何か向いの庭の中で聞きなれない人々の声に雑(まじ)って爺やのしゃがれた声が聞えてくるので...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...不思議な聞きなれない聲色の響きが彼等の耳にはいつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...聞きなれない南蛮歌(なんばんか)の調子(ちょうし)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「どなた様?」聞きなれない訪れに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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