...三太郎の日記 第二聖フランシスとステンダール(一五一―一八〇) 私は今でもドン・ホアンを此處に用ゐたやうな意味の Classname に用ゐることを...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...「父」はわれわれと共にいて下さる聖なる殉教者たち...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...是の如き処に聖典を読み禅学を修め哲理を講ずるは最もふさはしいとされるが...
市島春城 「読書八境」
...他方は清の聖祖が兵乱を平げて文学を奨励するの秋(とき)であった...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...「このような病気はすべての他の病気と同じように神聖なものであると私には思われ...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...力盡してかの*都城築きし聲譽忘られむ』450 重大の事に當りて神に祈り牲を捧ぐるは古の聖き習ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神聖なるものを涜したというような恐れが胸に湧いた...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...強い魂にも時々その聖殿に隠れる必要があることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてその恐るべき聖ミカエル(訳者注 天の兵士の長)のうちには争うべからざる壮大の趣があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かつてはほとんど悪人だったのが今はほとんど聖者となっており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ノートル・ダムや藁まみれの聖人像の近傍にたとへ異様な聖物はごろごろし過ぎてゐようとも...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...まことに「音楽の聖者」とも...
野村胡堂 「楽聖物語」
...彼は神聖な隠者を殺害した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...容易に其神聖を用る勿れ...
福沢諭吉 「帝室論」
...我々がまだどんな女性もそこに到達したという記録をよんだことのない・あのはなはだ聖なる・友愛をも完成するであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...正面の聖観音へむかって坐り直した...
吉川英治 「新書太閤記」
...木下は青年のころゲエテの『イタリア紀行』を聖書のごとく尊んでいた...
和辻哲郎 「享楽人」
...神聖であるから足を地に附けることが出来ない...
和辻哲郎 「鎖国」
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