「聊か」の意味
ほんの少し
小説での「聊か」の使い方
...沿岸通商で、彼等は海岸に沿うて二日か三日帆走し、聊かでも、風や暴風雨の徴候が見えると、港湾に入り込み、嵐の来ること、或は嵐の吹き去るのを待つ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼は聊か心を安んじたらしく...
石川啄木 「漂泊」
...二十五年の歳月が聊かなりとも文人の社会的位置を進めたのは時代の進歩として喜ぶべきであるが...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...聊かでも之に匹敵すべき動物は他に無かつたのである...
丘浅次郎 「人類の将来」
...聊か注意す可き価値あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...聊か理解し難きの観なきに非ざるが故に...
高木敏雄 「比較神話学」
...で聊か恐縮しながら...
高田保 「貸家を探す話」
...最近聊か助言を与へると共に...
徳田秋聲 「和解」
...その主張見解においてフランスのそれと聊かの差もない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...彼女を毒死の罠にかけようという意向が聊かでも私にあったろうとは...
豊島与志雄 「紫の壜」
...それを私は聊かも憾みとはしない...
豊島与志雄 「理想の女」
...江戸の粋人の生活も聊か知る事が出来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...八月三十日舊友知人相會して追悼の式を擧げ聊か其幽魂を弔ふ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...而してもしその動機が外面に表われない場合には聊かも殺人の疑いさえ起り得ない筈ではないか...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...聊かの満足を覚えることもあつた...
平出修 「瘢痕」
...聊か其次第を記して読者の参考に供すと言う...
福沢諭吉 「新女大学」
...それは此の惨めで汚い貧困に聊かでも敵対する心の贅沢である...
松永延造 「職工と微笑」
...聊かでも奢ったなら一たまりも御座いませんもので……ヘエ……」松倉十内は苦笑いをした...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
