...耳遠い古語を使ふのは怪しからぬと言ふ非難を生じます...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...もし古語に耳遠い人があれば...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...如何に固陋なる保守的道徳家に取つても決して左迄耳遠い言葉で有る筈が無い...
石川啄木 「所謂今度の事」
...耳遠い古風な語を現用のそれに近づけ...
坪内逍遙 「ロミオとヂュリエット」
...片耳遠いK―は、立ったまま首を傾(かし)げて二人の顔を見比べていた...
徳田秋声 「黴」
...今は余り耳遠いからして「ヒル」と訓(よ)んで置くといっているのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...ことさらに新奇な言い回しや耳遠い語句などを用いたがるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一反二反の反をソリと言うことが俚人(りじん)に耳遠いためにこうした読み方は起ったのであろう...
柳田國男 「地名の研究」
便利!手書き漢字入力検索