例文・使い方一覧でみる「耳を澄ます」の意味
スポンサーリンク...ただ耳を澄ますと... 
有島武郎 「親子」
...慄然（りつぜん）として耳を澄ますと...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...耳を澄ますと僅に木魚の音が聞える...
高濱虚子 「俳諧師」
...一同はそれに耳を澄ますというようなわけでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...病室にいて鼾ごえに耳を澄ます...
谷崎潤一郎 「鍵」
...リリーの寝息が聞えるか知らんと闇の中で耳を澄ますと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...泣きたてる声に耳を澄ますと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...戸口の所で耳を澄ますと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...十年前には鐘の音に耳を澄ますほど...
永井荷風 「鐘の声」
...何だか耳を澄ますと空でさらさらという音を立てているような感じである...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...耳を澄ますと明神の森のあたりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つくづくと耳を澄ますと...
久生十蘭 「魔都」
...客間の扉が開閉する時の切れ／″＼の話聲などに耳を澄ますことであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...耳を澄ますと彼女の翅ばたきの音が言葉になつて聞えるのです...
牧野信一 「歌へる日まで」
...耳を澄ますと、真っ暗な外の何処かを、頓狂な木の葉笛の音が流れてゆく――ぴき、ぴーぴッぴッき、ぴーのぴよ助、ぴゅー伊織は、いい歌を知らないのが残念だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...時が経つ――耳を澄ますと...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...耳を澄ます恰好（かっこう）をして...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...皆がその鳴声に耳を澄ます...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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