...耳をすますと、その部屋の中から、ピアノの音が聞えてくるようです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「イーダちゃんのお花」
...ふと耳をすますと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...耳をすますと、シーンとしずまりかえっていて、なんのもの音もありません...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...心配そうに耳をすますではありませんか...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...何事かと耳をすますと...
高見順 「如何なる星の下に」
...少年「山彦(やまびこ)がまた歌い出したよ」少女「そうね」(耳をすます)歌が終ると...
竹久夢二 「春」
...歌ってるのが? (耳をすます)いいわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...ロパーヒン (耳をすます)ちがう...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...顔を見合せながら、耳をすますと、母屋の方から赤ん坊の泣声がきこえてきます...
壺井栄 「柿の木のある家」
...余は瞑目(めいもく)して耳をすます...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼はただ鋸のかすかな音や人声に耳をすますきりで...
豊島与志雄 「古木」
...じっと外の物音に耳をすますようなことがありました...
豊島与志雄 「幻の園」
...風が出たんじゃあるめえな」耳をすますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...悲しい月夜ぬすつと犬めがくさつた波止場の月に吠えてゐるたましひが耳をすますと陰氣くさい聲をして黄色い娘たちが合唱してゐる合唱してゐる波止場のくらい石垣で...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...たましひが耳をすますと...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...(耳をすます...
三好十郎 「冒した者」
...「あっ……」すッくと立って耳をすますと...
吉川英治 「江戸三国志」
...手を振って耳をすます...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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