例文・使い方一覧でみる「耳もと」の意味
スポンサーリンク...その耳もとに口を近づけて... 
海野十三 「海底大陸」
...いきなり、千二の耳もとに、怪音が聞えた...
海野十三 「火星兵団」
...俺の足を鉄の棒でぶんなぐったのは」太刀川の耳もとで...
海野十三 「太平洋魔城」
...瀕死者（ひんししゃ）の耳もとに口をあてて叫けぶのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...耳もとでお手玉をついていたが...
高見順 「いやな感じ」
...こっそりとおかあさんの耳もとでたのみました...
壺井栄 「柿の木のある家」
...彼はパーヴェル・パーヴロヴィチの耳もとで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...夫人はほとんど耳もとに口をあてんばかりにしてささやいた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...此は歩いて居る間は雨が笠に打ちつけるので耳もとが絶えず騷がしかつたのだが腰を屈めると笠が竪になつたので急に靜かさを感じたのであつた...
長塚節 「佐渡が島」
...「三井寺では子役が居ないのですかといふ聲が余の耳もとで聞えたので振りかへると余の側に立つて居た一人が相手に噺をしかけたのである...
長塚節 「佐渡が島」
...どうしても言い負かしてしまわなけれゃ」と耳もとでささやいた...
久生十蘭 「雲の小径」
...犬と同じやうな鼻面をワクーラの右の耳もとへ寄せて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そっと代さんの耳もとでささやいた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...」と耳もとで母の声――...
牧野信一 「親孝行」
...」あの時、突然耳もとで、斯んなものを吹かれたら自分も堀口も、思はず飛び上つたであらう、薄暗がりの中で――と滝本も、何となく残念に思つた...
牧野信一 「南風譜」
...「お前さん、ネエお前さんてば」歯切れのいい若い女の声が、耳もとでした...
正岡容 「圓太郎馬車」
...そしてわたしの耳もとで小言をいうのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...と耳もとで云った...
山本周五郎 「季節のない街」
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