...耳かきで耳をほじくるのが癖になつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...筆の代りに耳かきを執つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...耳かき一ぱいぐらいの粉末になります...
海野十三 「怪塔王」
...一箇の耳かきを取り出し...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...その竹の耳かきの一端には...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...象牙(ぞうげ)の耳かきのようなものでしゃくい出してパンになすりつけて食っているのを...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...それに耳かき一ぱいのカフェインをまぜて時々用いていたのである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...耳かきのような杓子(しゃくし)を取添えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...耳かきの大きいようなものを持って来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...耳かきの大きいようなのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...大福餅ほどの大きさと形を持つた雁首に火吹竹ほどの柄をつけた阿片吸飮具を左手にとつた女は右手の耳かき樣なもので枕元の小鑵からちやうどにかわを少しゆるめたやうな褐色の半液體をすくひ上げて...
南部修太郎 「阿片の味」
...あの耳かきと櫛とを...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...姉はさんごの玉や、かんざし、耳かき、こわれたピンなどを入れておいた箱を忘れて行ったのが、これだけがちゃんと置いてあった...
室生犀星 「幼年時代」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??