...耕耘(こううん)の武器で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...耕耘に熱心なことや永久的設備をしてかかつたことなどが分る...
岩野泡鳴 「日高十勝の記憶」
...耕耘(かううん)に熱心なことや永久的設備をしてかかつたことなどが分る...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...子規によって耕耘(こううん)せられたところの我文芸の一領土であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...耕耘(こううん)する者のない田圃はもとの野となって...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...春耕し夏耘り暑い土用に田の草を取つて...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...甜菜(てんさい)の畑と耕耘(こううん)地との広々とした中に出た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...地を耘(うな)ってる牛の鳴声や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...耕耘(こううん)されていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...平助はその後を鍬で耘(うな)いながら...
豊島与志雄 「土地」
...二人の男が並んで地を耘(うな)っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一粒のお米を、自分のものとして取入れるまでに致しましても、三百六十余日の歳月を待たねばなりませぬ、そうしてその三百六十余日の歳月とても、ただ徒(いたず)らに待っているわけではございません、耕し、耘(くさぎ)り、肥料をやり、刈り取り、臼(うす)に入れ、有らん限りの人の力を用いた上に、なお人間の力ではどうすることもできない、雨、風、あらし、ひでり、その他の自然の力に信頼して、そのお助けを得ての上で、そうしてようやく一粒の米が私共の食膳にのぼるのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...耕耘(かううん)の時期(じき)を逸(いつ)して居(ゐ)るのと...
長塚節 「土」
...土地を施肥し耕耘し灌漑することによって土地を耕作する方法について数冊の書物を書いた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...汝わがために草穢(ざっそう)を耘除(くさぎ)るべし...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...家に伝わる一畝の田を旦暮(たんぼ)に耕し耘(くさぎ)り...
宮崎湖処子 「空屋」
...午前八時五分農場の耕耘部(かううんぶ)の農夫室は...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...彼らの影の軽い耘鍬(すきぐわ)を牽(ひ)いて行く...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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