...ヨリ多くの地をヨリ善く耕すことは吾等の名誉...
石川三四郎 「土民生活」
...二人三人組をなして耕すもの幾組...
伊藤左千夫 「春の潮」
...田を耕す農夫であった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...彼等は喜んで祖先伝来の田畑を耕すに至るのみならず...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...祖先来の田畑を耕すことができないという事実と比較できるものでない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...右は一つには苺作(いちごさく)が耕すに易(やす)く比較的利益多きところより権(ごん)も八も植付に急なりし結果当××市郊外のみにて約三千英加(エーカー)といふ苺畑出来候為め産出過多加ふるに今回の経済界の大恐惶に出会ひし事とて実際話しにならず候...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...またふたたびそんなに広くは耕すつもりがなかったので...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...耕す際に切株を幾山か掘りおこしたが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...上側(うわがわ)だけ浅く耕すつもりだろうと判断された...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...学校も役場もお寺もさいたさいた朝ざくらまぶしく石をきざむやうたつてもおどつてもさくらひらかない・石がころんでくる道は遠い馬に春田を耕すことを教へてゐる・しづかな道となりどくだみの芽どつさり腰をすえたら芽けふのおせつたいはたにしあへでさつそく留置郵便をうけとる...
種田山頭火 「行乞記」
...泥炭地耕すべくもあらぬとふさはれ美し虎杖(いたどり)の秋士別では...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...麥は既に熟し農婦頻に水田を耕すは稻の種まく仕度なるべし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...領土を耕す人がなくなる...
中里介山 「大菩薩峠」
...耕す土地とてそうあろうわけはなし...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...自分自身を養うに必要なだけの土地を耕すので満足しているのに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...古く驢と牛を(あわ)せ耕すを禁じ(驢が力負けして疲れ弱りまた角で突かれる故)...
南方熊楠 「十二支考」
...それが耕すに足りる天然の沃野(よくや)であるということに疑いはない...
柳宗悦 「工藝の道」
...耕す者は食わず」の古い諺(ことわざ)のごとく...
柳田国男 「海上の道」
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