...家畜はまだゐないで、地は耕されず、工業は何にもなかつたのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...・雑草よこだはりなく私も生きてゐる・しぐるゝや耕すやだまつて一人周二君を小郡駅に見送るプラットホームにて窓が人がみんなうごいてさようなら一月十三日晴れて風吹く...
種田山頭火 「其中日記」
...×重荷おもくて唄うたふ 山頭火味取観音堂に於て松はみな枝垂れて南無観世音 耕畝久しぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる 同ねむりふかい村を見おろし尿する 同(「三八九」第壱集 昭和六年二月二日発行)...
種田山頭火 「寝床〔扉の言葉〕」
...甜菜(てんさい)の畑と耕耘(こううん)地との広々とした中に出た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その耕作法その物は...
中原中也 「心理的と個性的」
...耕一兄(にい)ちやんも蓉子姉ちやんも...
槇本楠郎 「母の日」
...地面の耕作ではなく地下の穴掘へと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その生産物の販路に困難が存するということほど耕作の改良に致命的な妨げはなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...耕作者の剰余生産物量はなるほど部分的にはこの純粋地代によって測定されるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...古く驢と牛を(あわ)せ耕すを禁じ(驢が力負けして疲れ弱りまた角で突かれる故)...
南方熊楠 「十二支考」
...そのとき耕助はまた頭からつめたいしずくをざあっとかぶりました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...耕作機が彼等を幸福にする道具ではないことを...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...聞く所に據れば、琴臺は信濃(しなの)の人で、名は耕、字(あざな)は子臧(しざう)、小字(をさなな)は義藏である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...本当に耕地が出来るのか...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...堤(どて)を下りて市岡新田(いちおかしんでん)、耕地の闇を四、五町走ると、道はふたたび大川の洲(す)へ出て、そこに一艘(そう)の高瀬舟(たかせぶね)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「早く伸びて酒になれ」麦を耕すにも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...前にいた耕地の所から一尺も動かずに立っているのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...他方農業者は引続き以前と同様に百名の人間を穀物の耕作に雇っていると仮定せよ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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