...人生はあらゆる耐えられないものから救われるであろう...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...只あまり幸福な日々の續きすぎるのだけは耐えられないものである...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...僕らと違うね」私はいわば自分から呼んでおきながら重苦しい空気に耐えられないで...
高見順 「如何なる星の下に」
...多くの青年にとってはほとんど全く耐えられないのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...村のこういう淫らな雰囲気は耐えられないところであったが...
中村地平 「南方郵信」
...もしわしの心臓がそれに耐えられないというのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...耐えられないことだった...
久生十蘭 「金狼」
...俺のような体力では刑務所で耐えられないからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...おしゃべりで中傷されるなんて耐えられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...外国へ遁(に)げてしまったとかいう事を聞きました」ビアトレスは母の痛ましい古傷に触れるのを耐えられないようにいった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...春の日光には耐えられないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...耐えられない」叫ぶように...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...十年も待ってもらうのは自分として耐えられないからと云い...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...久しく眺めやつてゐるに耐えられないくらゐである...
吉江喬松 「山岳美觀」
...新九郎にはかえってそれが耐えられない苦痛だった...
吉川英治 「剣難女難」
...尊氏は初めて高い感激に体じゅうを耐えられない程なものにした...
吉川英治 「私本太平記」
...耐えられない恥辱を感じた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...再びショッキングな広い音調に渉る吹鳴が聞こえた――「テケリ・リ! テケリ・リ!」我々が見たものを弁明するに当って――ズバリと記述することには耐えられないのだが――私は同様に率直であってもいいのかもしれない...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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