...これはまた傷(いた)ましさに耐えられないように仰山に顔を顰(しか)めて...
近松秋江 「霜凍る宵」
...ただ厳密な論理の煩雑に辟易し又は夫に耐えられない人々か...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...内地人に対して耐えられない憤りの念が湧いてくる...
中村地平 「霧の蕃社」
...寒さには耐えられないお父さん...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼らには第三者の存在が耐えられないのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...耐えられないことだった...
久生十蘭 「金狼」
...それ自体耐えられない重荷になって来た...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...もう耐えられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...身内なら耐えられない声だったので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...俺のような体力では刑務所で耐えられないからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...きみはこの惨めな境遇にもう耐えられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...考えるだけで耐えられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...一日も耐えられない汚辱に相違ない――が...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...耐えられない自責になった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...良人には耐えられないのである...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...誰にしても耐えられない不安...
吉川英治 「剣難女難」
...耐えられないものがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...耐えられない沈黙と重苦しい雰囲気が部屋一杯に覆いかかっている...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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