...彼は北方の強たる革命軍を率ゐて洛陽に入れり、而して、洛陽は、彼等が住すべきの地にはあらざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...而してその根本は家である...
大隈重信 「早稲田大学の教旨」
...而して吾人が之に費す所は毫も少きを加ゆるを得ず...
竹越三叉 「深憂大患」
...そして確かに世の中には形而上學の研究に適する者は幾何學の研究に適する者よりも多く見出されないのであります...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...処が吾々は一般に哲学の問題の中枢に於て――カントに従って――批判的と形而上学的とを区別する...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...この主観とは全く別な而も之と絶対的に対立した客観を...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...而もこの点では、当の相手が岡田内閣だという処から、政友会の反一木・金森・運動は、他の右翼反動団体の運動に較べてさえ、多少立ち勝っているようにも見えたのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...而もこの原点は計量幾何学の原点とは直ちに同一ではない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...又其範圍より見れば地方問題なりと謂ふ可し唯だ斯くの如きのみ其一得一失何ぞ曾て天下の公是非と關せむや而も此の事件の眞相一たび世間に暴露せらるゝや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...政治に於て一日の長あること何人も疑はざる所なり而も侯は前後共に此二大政治家の持て余ましたる難局に当りて敢て怪まざるは奇なりと謂ふべし進歩派の領袖大石正巳氏の如きは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而してそれは先づ齊の稷下の學問の起る前まで位の時代に出來たと推斷し得ると思ふ...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...而も芸術自体は放散的過程を好むといふことから生ずる...
中原中也 「アンドレ・ジイド管見」
...然若其形状、則不可得而知...
西周 「靈魂一元論」
...而も意外にも露子を殺す方法は...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...唯(ただ)もう薄闇(うすぐら)い而已(のみ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...また形而上から自然の本體を探ツて...
三島霜川 「解剖室」
...自ら意志を強くして其のバチルスを殲滅(せんめつ)しようと勤めて而して(あが)いてゐた...
三島霜川 「解剖室」
...形而上学に取り掛からなくてはいかん...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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