...而して斯かる新天地の現わるる時に...
内村鑑三 「聖書の読方」
...而(しか)も非常な勉強家だったから...
江戸川乱歩 「心理試験」
...中世ヨーロッパの学問は対象を自然に求める代りに之を主として聖書(而も主にそのラテン訳)と註釈書とに求めた...
戸坂潤 「科学論」
...而も一切の幾何学の根柢となり得ることが理解出来る...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...私にとっては、一方を幻覚だとするならば他方も幻覚だし、一方を現実だとするならば他方も現実だし、而もなお、一方は他方の反映でもあり得る...
豊島与志雄 「憑きもの」
...而も田舎の人に似合わず...
豊島与志雄 「道連」
...而して列國割據の勢は...
内藤湖南 「學變臆説」
...水淺くして而かも岩石に激す...
長塚節 「草津行」
...而して茲(こゝ)で謂ふ心理的発展とは...
中原中也 「詩と現代」
...而して仆れた稲の間からは地が露はに透いて見え中には青草の生えて居る所もある...
中村憲吉 「備後より」
...而シテ其ノ地ハ則チ支那上国ノ人多ク徃来セザル所ロナリ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「青塚ノ説」
...同じく形而上学的といっても...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...而して講演に先ちて告白して置かなければならぬ義務があるのである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...而してわが邦に行わるる大黒と鼠を合せた崇拝も...
南方熊楠 「十二支考」
...「御道中道ゆきぶりは追而可被仰遣候」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...而してその場合、内閣總理大臣その他の國務大臣は「文民」でなければならない(六六)ことになつてゐる...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...而(さ)うして対等に社会上の権利を得(う)るに到れよとは自分の願(ねがひ)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...而るに今や利根水源を確定(かくてい)して...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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