...今回の交渉で、両者共に合意した内容が盛り込まれた...
...本当とは思えぬ程の莫迦者共のことを...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お味方に参る者共は某が指図いたしましょう...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...拙者共は、歩いて参る」「喧(やかま)しいやい――深雪、おのれ、益満と行く気か」深雪は、益満の背後から、顔も出さなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...その申しわけがお聞き申してえんでございます」「聞分けのない者共だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者共の仕事をするのにとかく邪魔になる奴が一人ある...
中里介山 「大菩薩峠」
...手を貸して下さるまいか」「拙者共でお役に立つならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...この二人の亡者共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬畜生といっても足りない者共です...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺、丸山が窮しての末、夜盗追剥の類にまで堕落したとすれば、当然、次の段取りは、駕籠の中に向って、強面(こわもて)の合力を申し入れるか、或いは身ぐるみ脱いで置いて行けとかの型になるのだが、その事はなく、高笑いした仏頂寺は存外なごやかな声で、「これは失礼いたしました、拙者共はなにも、人を嚇(おど)し、物を掠(かす)めようとして駕籠先をおかしたのではござらぬ、時ならぬ時に、急ぎようが尋常でないから、仔細ぞあらんとお呼びとめ申してみたまでの分じゃ、それを駕籠屋ども、無茶に驚きよって雲助霞助(くもすけかすみすけ)と逃げかかったは笑止千万、乗主殿にはさだめて御迷惑でござろうが、悪意はござらぬ、ふしょうさっしゃい」駕籠の中へこう申し入れたのは、かえって陳謝の意味に響くのですから、中の乗客もさだめて相当に安心したことでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...何という愚かな者共...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは悪者共の気をそらせる詭計で...
野村胡堂 「九つの鍵」
...其前に義經に從つて奧州の者共が源平合戰に參加した事があるけれど...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...以下の者共には言われぬことなれどもこの事(こと)は云々(しかじか)...
福沢諭吉 「旧藩情」
...幸に債権者共が好意で父の遺産の一部を残して置いてくれたので...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...令(せしめ)二違背一密々呑申者共有レ之...
穂積陳重 「法窓夜話」
...されども両者共に美の要素なることは論を俟たず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...利章の邸の前に往つてゐた者共を...
森鴎外 「栗山大膳」
...その者共は水戸家へ渡しますのか...
山本周五郎 「新潮記」
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