...その偉人の実質を考定してこれを吾人に告ぐるの義務あるを感ぜざるを得ず...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...前後の事情より推測して考定したるものなれば...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...考證學は其名の示す通り古文獻の考定を其任務とするものであるが...
橘樸 「支那を識るの途」
...未開人民の現状の三種の事柄に基いて考定すべきものなるが...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...考定(かうてい)の材料不足(ざいりやうふそく)にして明言(めいげん)する能はず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...是等は玩弄品(ぐわんろうひん)か裝飾品か將(は)た貨幣(くわへい)の如き用を爲せし物(もの)か容易(ようゐ)に考定(かうてい)する事能はずと雖も...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...○石時代ト稱スベキモノヽ存在ハ今ヨリ凡六十年前「デンマルク」及ビ「スウエーデン」ノ學者ノ考定セシ所ニシテ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...余が地名を考定する方針は和名鈔の郡郷等につきて聲音の類せる者を彙集し...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...此の記事考定の資料としては...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...余が考定せる倭國の使人が田道間守以外の諸人も...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...そしてこの古い考定が今日まで続いて残り...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...あわせてその杜若は筑前方言のヤブミョウガ(ツユクサ科のヤブミョウガではない)すなわちハナミョウガ(ショウガ科)であると考定して発表した...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...朝鮮ならびに黒龍江(アムール)地方にある Juglans mandshuricaMaxim. すなわちすなわちマンシュウグルミの一変種だと考定したい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...大沼宏平君が同書の学名考定でこのコウヤノマンネングサの図をミズスギすなわち Lycopodium cernuumL. と鑑定しているのはまさしく誤鑑定で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...日本の学者がまずこれを取り上げてその斉樹を濫(みだ)りに我がエゴノキだと考定したのはかの小野蘭山で...
牧野富太郎 「植物記」
...そしてこの旧(ふる)い考定が今日まで続いて残り...
牧野富太郎 「植物記」
...今から十余年も前に私の創(はじ)めて考定した事実である...
牧野富太郎 「植物記」
...地名辞書にはこれも今日の寺前・長谷二村の辺に考定しています...
柳田国男 「山の人生」
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