...最近の健康ブームに刺激され、老骨に鞭打つつもりでジョギングを始めた...
...この年になってもまだまだ頑張って老骨に鞭打つ必要がある...
...仕事に疲れ果てた体には、老骨に鞭打つようなマッサージが必要だ...
...人生の後半、老骨に鞭打つようなことに挑戦したいと思っている...
...老骨に鞭打つために、食生活を改善しなければならない...
...冷たき壁に封じたる棺(ひつぎ)のなかに隠れすむ「時」の老骨(ろうこつ)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...金谷(かなや)先生しゃべる海岸通り横丁(よこちょう)の老骨董商殺(ろうこっとうしょうごろ)しのニュースは...
海野十三 「少年探偵長」
...一門の年長者たるの故を以て一介(いっかい)の老骨(ろうこつ)に結構な財宝をあまたゝび贈ってくれた上に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...」半白の顎鬚(あごひげ)を胸まで垂らした老骨相家は言うのだった...
徳田秋声 「縮図」
...老骨(ろうこつ)稜々(りょうりょう)たる大蝦夷松(おおえぞまつ)が唯一つ峰に突立(つった)って居るのであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其の老骨を排して後俊を網羅したるを以て之れを人才内閣といふ亦可なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...計らざりき東洋の孤客に引きずり出され奔命に堪(たえ)ずして悲鳴を上るに至っては自転車の末路また憐(あわれ)むべきものありだがせめては降参の腹癒(はらいせ)にこの老骨をギューと云わしてやらんものをと乗らぬ先から当人はしきりに乗り気になる...
夏目漱石 「自転車日記」
...他は皆私が老骨に鞭打ってやっているのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...彼の辣腕は一方にこの老骨狭山九郎太を手玉に取りながら...
夢野久作 「暗黒公使」
...重左は老骨の頑固さを...
吉川英治 「剣難女難」
...「まことに忝(かたじけな)いお言葉にござりますが、この老骨は、すでに御奉公申しても、御奉公のかいなき老朽に過ぎませぬ...
吉川英治 「剣の四君子」
...おことばを伺って、この老骨は、実にほっとしました...
吉川英治 「三国志」
...いまこの老骨を捧げても...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに支度(したく)をしつつあるのだから」老骨(ろうこつ)とは思われない若々しい居士(こじ)の語韻(ごいん)のうちに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼は老骨に鞭打って仕えて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...かぼそい老骨の挫(ひし)げるまでも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...浦人ごとき老骨の力には及ばず...
吉川英治 「平の将門」
...今にも、事こそあれば、喩(たと)え勤王方の兵であろうと、この老骨に、伝来の一腰横たえて、戦うやも知れぬ』六十も越えて、眉もすでに白い人の、その眸(ひとみ)の奥に、清麿は初めて、真の徳川武士というものを見た心地がした...
吉川英治 「山浦清麿」
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