...老醜といふものがきらひでね...
太宰治 「お伽草紙」
...どうも老醜だけは私の趣味に合はない...
太宰治 「お伽草紙」
...外スト餘リ老醜ヲ極メタ顔ニナルンデネ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...「ドウ? コノ顔ハ?」「何トモ云エナイ老醜ナ顔ダ」予ハ鏡ノ中ノ顔ヲ見テカラ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...老醜...
種田山頭火 「其中日記」
...老醜たへがたいものがある!二郎! お前は此一筋を持たない無能無才だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...老醜(らうしう)の文五郎に取つては諦らめきれない未練のやうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな老醜を世に曝すまいと決心していた...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...老醜を曝すのを厭がっていたということだから...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...老醜といってよい五郎のどす黒い顔には...
火野葦平 「花と龍」
...脱ぎ捨てし猿股、まだ濡れてる奴を電熱器で乾かす、老醜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鏡にうつる、老醜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...老醜(ろうしゅう)が妙に興奮しているのをフェンウィックは見逃さなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...熱烈に恋しあったうえに結婚した男が(或いは女が)やがてその相手に飽きるようにではなく、老醜の彼、または彼女を憎みさげすむことに飽きるように、――その期間がどのくらいであったか、ということは問題ではない...
山本周五郎 「青べか物語」
...熱烈に恋しあったうえに結婚した男が(或(ある)いは女が)やがてその相手に飽きるようにではなく、老醜の彼、または彼女を憎みさげすむことに飽きるように、――その期間がどのくらいであったか、ということは問題ではない...
山本周五郎 「青べか物語」
...もし婦人というものに老醜なく...
横光利一 「夜の靴」
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