...それに老練な漁夫が乗り込んでいて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...老練な客引や番頭になると...
梅崎春生 「幻化」
...流石(さすが)に老練なアナウンサーも...
海野十三 「空襲葬送曲」
...また、舵手(コクスン)のイズレール・ハンズは注意深い、狡猾な、老練な、経験のある海員で、まさかの時にはほとんど何でも任(まか)すことが出来る男だった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...老練な作家の句は標準を高くして選む...
高浜虚子 「俳句への道」
...そしてたとい私は神を老練な技術者であると理解するとはいえ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...ずっと自由な老練な一種の堕落した女中であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一部の老練な技術者たちからも...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...老練な技術者たちの意見に従いがちなものであって...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...老練なコヨは、急にすました顔つきになって、たった今、ここへ来たという素振りをした...
火野葦平 「花と龍」
...老練なスミス船長は...
牧逸馬 「運命のSOS」
...老練な冴えを示して居ります...
牧野信一 「浪曼的月評」
...それは老練な猟犬のもつ...
山本周五郎 「夕靄の中」
...信玄はあくまで物理的な重厚さと老練な常識を以て臨(のぞ)み...
吉川英治 「上杉謙信」
...河内房の老練な眼から見た新九郎の構えというものは...
吉川英治 「剣難女難」
...老練な隠密を選りすぐってさらに入念に見とどけさせろ」二日も傾いて...
吉川英治 「三国志」
...老練な物見の上手が...
吉川英治 「三国志」
...老練な五郎左の佐(たす)けおることだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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