...それに老練な漁夫が乗り込んでいて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...此号の論客中尤も文に老練なる者と可申(まうすべく)...
石川啄木 「渋民村より」
...流石(さすが)に老練なアナウンサーも...
海野十三 「空襲葬送曲」
...シルヴァーと小生と二人で数日の中にこの上なしの倔強な老練な水夫の一団を集めたのです...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...わが老練な水夫君らが揚錨絞盤(キャプスタン)の周りを足踏み鳴らして歩きる(註三二)のを聞くまでは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...また、舵手(コクスン)のイズレール・ハンズは注意深い、狡猾な、老練な、経験のある海員で、まさかの時にはほとんど何でも任(まか)すことが出来る男だった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...老練な乳母が家事を引き継いだのだ...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...22.老練な演説家とは...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...私も老練な警視庁の連中にばかり接してきたので...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...支那の老練な職工や印度の刺しゅう家が生涯の美術的な仕事にする所の技巧的な完全さを持つ方法でやるというのです...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...彼らは同じように喝采しただろう)――名高い老練な歌手をであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...エスリングおよびリヴォリの戦いいらいの老練なる軍勢に対抗したるあのほとんど銃の操法をも知らなかった全くの新参兵...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...老練な人の手によって弾きこなされているのを耳にします...
中里介山 「大菩薩峠」
...一部の老練な技術者たちからも...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...老練な技術者たちの意見に従いがちなものであって...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...それは老練な猟犬のもつ...
山本周五郎 「夕靄の中」
...老練な虎威(こい)将軍朱然(しゅぜん)をつけてやる」かくて呉軍五万は...
吉川英治 「三国志」
...老練な物見の上手が...
吉川英治 「三国志」
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