...老練な三好執事の智恵を借りる外はないと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...老練な恒川氏にとっても最初の経験であった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...わが老練な水夫君らが揚錨絞盤(キャプスタン)の周りを足踏み鳴らして歩きる(註三二)のを聞くまでは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...老練な水夫たちをたくさん見た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...老練な医者がすすめる薬に似るとでもいおうか...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そしてたとい私は神を老練な技術者であると理解するとはいえ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...こうした老練な猟師を瞞すことが出来たと云うのは全く不思議でならない」ホームズは更に言葉を続けた...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...之は専門の大家の老練な作品でなければならぬ...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...世話人の方へ義理があって行くことになったんだそうですよ」後ろの老練なのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...旦那様」といって老練なのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この道の最も老練な者どもが一生かかってもほとんど及び得ないくらいの莫大な富をもたらした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...信玄はあくまで物理的な重厚さと老練な常識を以て臨(のぞ)み...
吉川英治 「上杉謙信」
...河内房の老練な眼から見た新九郎の構えというものは...
吉川英治 「剣難女難」
...老練な隠密を選りすぐってさらに入念に見とどけさせろ」二日も傾いて...
吉川英治 「三国志」
...何故の敵の歓呼かと老練な諜者(ちょうじゃ)に調べさせると...
吉川英治 「三国志」
...このお座船にのりこんでいた串崎(くしざき)船頭の老練なのを初めとして...
吉川英治 「私本太平記」
...さすがに信玄仕込みの老練なので...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の老練な思慮も用をなさず...
吉川英治 「源頼朝」
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