...また人より牧野老台などとそう書かれるのも全く好きません...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...さすれば、自然、老台には、奉行所まで御足労を煩(わずら)わさずとも相済みましょう」「あ、もし...
吉川英治 「大岡越前」
...ご老台……」と官兵衛はその方へすこし膝を向けかえて...
吉川英治 「黒田如水」
...そして先頭の者が、「ややご老台、よくご無事でござりましたな...
吉川英治 「剣難女難」
...老台(ろうだい)のような徳望はまだありません...
吉川英治 「三国志」
...ご老台の工夫とも一致したか...
吉川英治 「三国志」
...……ではご老台が...
吉川英治 「三国志」
...『老台(ろうだい)のおことばにも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「ご老台...
吉川英治 「源頼朝」
...ご老台とよぶのは...
吉川英治 「源頼朝」
...しかし、この人数をどう分けるというのか」「この下り松を中心とし、三方の街道へ、各約二十間ばかりの距離をおいて、道の両側に潜(ひそ)んでいることとする」「して、ここには」「源次郎様のそばには、拙者、また御老台、その他十名ほどの者がいて、護るばかりでなく、三道のどこからか、武蔵が来たとの合図が起ったら、すぐそれへ合体して一挙に彼を葬(ほうむ)ってしまう」「待たっしゃい」老人らしく、熟(じ)っくり考えこんで、「――幾ヵ所にも分割してしまうことになるなら、武蔵が、どの道から来るかわからぬが、真っ先に彼へぶつかる人数は、およそ二十名ぐらいにしか当るまい」「それだけが、一斉に取り巻いているうちには」「いや、そうでないぞ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「御老台、実は、こういう用意までいたしているのでござる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お噂を耳にするは常々ながら、ご健勝のていを見て、よろこばしゅうござる」佐渡がいえば、「御老台にも、愈」と、幸村は、客の恐縮がるままに寛(くつろ)ぎを示して、「御主人、忠利(ただとし)公には、おつつがもなく、先頃は江戸表より御帰国とのこと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そのおはなしでふと思い出しましたが、あの頃、愚堂和尚の膝下(しっか)にいたひとりで、作州牢人の宮本なにがしという年少の者がおりましたが、御老台には、御記憶はございませぬか」五「作州牢人の宮本といえば? ……」と佐渡は、幸村の訊(たず)ねを、そのままつぶやき返して、「武蔵のことじゃないかな」「そうそう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...御老台か」と、後ろでいった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「えらいことが始まったのう」御老台と呼ばれた人物は――道の向う側から足をうつして来ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...巌流にとっては、折もよく、巽丸(たつみまる)の水夫頭(かこがしら)が迎えに来たので、「御老台、ひと足お先へ」と、佐渡へいい、他の家中の者をも誘って、あわただしげに、船の方へぞろぞろ立去った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...『御老台(ごろうだい)...
吉川英治 「夕顔の門」
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