...もう老僧が授かった言葉を信じましょう...
...老僧が法話をしてくれたら聞いてみたいな...
...老僧が不在で代わりに若い僧がお経を上げてくれた...
...お寺には老僧が数人住んでいる...
...最近、老僧の話を聞くと心が癒される...
...飽氣にとられてゐる老僧を後にして...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...噫けふもなほ俤(おもかげ)にして浮びこそすれ、モオル廊の古院、黒衣僧兵のかばね、天日、石だゝみを照らして、紅流に烟(けぶり)たち、朧々(ろう/\)たる低き戸の框(かまち)に、立つや老僧...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...とぼ/\とたどりゆく老僧あり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...寺院の奥まつた一室に対座してゐる老僧と詩人との間を...
薄田泣菫 「木犀の香」
...武士はますます驚いたが強(し)いて気を張って老僧を見た...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...顋鬚(あごひげ)の真白な老僧がちょこちょこと出て来て半兵衛の前に立ち塞がって両手を拡げた...
田中貢太郎 「山の怪」
...老僧のことを聞き...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...珠數を繰つた人の好ささうな老僧や...
田山花袋 「歸國」
...寺の高い石段を寶巖寺の老僧が新發意(しんぼち)などに扶けられて...
近松秋江 「湖光島影」
...私も起つて老僧にお別れの辭儀をして頭を上げてみると老僧はまだ/\圓い頭を兩掌(て)に載せて卓の上に額づいてゐられる...
近松秋江 「湖光島影」
...薄汚れた白衣の老僧が...
直木三十五 「南国太平記」
...老僧はへちまをかいてくれた座敷に据ゑてある曲(きよくろく)のうへに金襴の袈裟をかけ...
中勘助 「銀の匙」
...坂東から上京した博学の老僧であって...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...思い残りは少しもない」老僧はそう云い終ると...
吉川英治 「三国志」
...老僧の長たらしい話などに倦(う)み果て...
吉川英治 「新書太閤記」
...いちど窓から顔を消した老僧は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あべこべじゃよ」老僧は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その中には山口の領主の説教師であった老僧も加わっていた...
和辻哲郎 「鎖国」
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