...もう老僧が授かった言葉を信じましょう...
...老僧が法話をしてくれたら聞いてみたいな...
...老僧が不在で代わりに若い僧がお経を上げてくれた...
...お寺には老僧が数人住んでいる...
...最近、老僧の話を聞くと心が癒される...
...老僧の好意で食事には差支へる事がなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...老僧、色は蒼(あを)みしが、沈勇の眼(まなこ)明らかに、祈りつゞけぬ、「父と子と」続いて更に一発は、狂気のさたか、血迷(ちまよひ)か、とかくに業(ごう)は了(をは)りたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...あの老いぼれの老僧までも...
大町桂月 「冬の榛名山」
...老僧の眼力けさ足跡を見て吉蔵にくちどめしていらい...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...「太郎の死んだ日に穢い旅僧の鉄鉢を破ったところが、雲が来て、其の破片(かけら)を持って往ったよ」「其の旅僧は、どんな顔をしておりましたか」と、老僧が聞いた...
田中貢太郎 「長者」
...あの老僧の経営した寺をかうした廃寺にして了(しま)はうとはかれは夢にも思はなかつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...何處へゆくのだらうと思つてゐるうちに老僧はそこに渡した歩板をわたつて舟に入つて來られた...
近松秋江 「湖光島影」
...老僧の両眼は次第に力を失って...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...痩せ細った老僧の死体で...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...老僧高士が死に臨んで少しも恐れず...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...ききわけのない」むきなおった老僧...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...横川の老僧に向って述懐している...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...もとから心安い老僧などで忌中を籠(こも)ろうとして来ていた人たちなどだけに真実のことを知らせ遺骸のあってする葬式のように繕わせて出す時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その前に香華を手向けて礼拝を遂げた老僧と新発意(しんぼち)二人...
夢野久作 「名娼満月」
...炎天の埃(ほこり)に白くよごれた老僧が...
吉川英治 「黒田如水」
...あまり落着いていやがる」すると老僧は...
吉川英治 「三国志」
...老僧のぶつぶついっていることばを...
吉川英治 「三国志」
...この老僧だけは、まだかつて牛若へ叱言(こごと)を云ったことがない...
吉川英治 「源頼朝」
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