...眞面目くさつた顏の老僕が仕着(しきせ)を着て...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...このきちんとした老僕の周圍を跳びはねたり...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...真面目(まじめ)くさった顔をした老僕が...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...世の好事者(こうずしゃ)が老僕をだまするために...
井上円了 「おばけの正体」
...一日、ある老僕、隣村に使いして帰路、この森林の傍らを通過せしとき、日いまだ暮れざるに忽然(こつぜん)として四面暗黒となり、目前咫尺(しせき)を弁ぜずして、一歩も進むことあたわず...
井上円了 「おばけの正体」
...白髪(しらが)あたまの老僕(ろうぼく)だった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...家を去る時供したる(who had attended)老僕等の一人が...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...店のことや財産のことは忠実な老僕の徐康に任せきりで...
豊島与志雄 「画舫」
...故立花博士邸に怪盗老僕を惨殺して金庫を破る助手滝山某に濃厚な疑い――この標題(みだし)を見ただけでも...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...此度國元から老僕周吉と申す者が參り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その後で老僕(ろうぼく)を呼んでそわそわといいつけた...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...家に仕えし老僕某(なにがし)を始め下女など数多(あまた)付き添わせ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...そこで尊敬を忘れずに心易立(こゝろやすだ)てをも敢てする老僕の態度で...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...ともかくもお萱と老僕に洗足をとらせ...
山本周五郎 「菊屋敷」
...老僕のおとずれる声を聞いて玄関へ出て来たが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...供は塩沢丹三郎と老僕の嘉門...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...古くから五助という老僕夫妻がやっていたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...と、ひとりの老僕が、一同の中から叫んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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