...御堂(みだう)の色硝子は金に耀き...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「ハルレム」
...覆盆子(いちご)のまみは耀きぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...耀き出すかと思えば...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...すべて一々超絶的不思議となつて眼前に耀き申候...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...星の如くに耀きて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...黄銅の穗は耀きて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...眼蓋(まぶた)の下の双眼は火焔の如く耀きつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかして彼が燦爛と耀き平野馳せ來るを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...照る日照る日の限なき碧りのをちのおほ空は光の流れ色の波溢れぬ隈もなかるべくあらし耀き風てりて百重の綾も織りぬべく...
土井晩翠 「天地有情」
...ささやかな紙の障子はゆるがぬ日に耀き渡りマジョリカの小壺に差した三月の花白いナーシサス...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...質素ながら耀きのある生涯を終った佐代子という美貌の夫人の記録である...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...やがて そろそろ 耀きの実体が見え憧憬と帰依とが 全心を占める...
宮本百合子 「五月の空」
...一刹那の耀きでも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ようやく昇った朝日が八万の光芒を放って耀きだした...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...空の耀きでちらッと見えた...
横光利一 「夜の靴」
...背も椅子から伸び眼光さえきらきらと耀き出して来たが...
横光利一 「旅愁」
...地方民の眸はそれだけでも耀きを加へよう...
吉川英治 「折々の記」
...彼のひとみはその焦穴(こげあな)へさらにふたたび火をこぼしそうな耀きを帯びてきた...
吉川英治 「三国志」
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