...覆盆子(いちご)のまみは耀きぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...すべて一々超絶的不思議となつて眼前に耀き申候...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...容姿耀き華衣を着く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...オイノピデース・ヘレノスと耀き光る佩帶のオレスビオスは又次に――オレスビオスの住む處...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...星の如くに耀きて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...145我に附き來よ、他の者を醒まし、評議をこらすべし、逃走或は戰鬪のいづれか、今の急務なる?』策謀富めるオヂュシュウス其陣營の中に入り、種々に飾れる大盾を肩に投げかけ共に行き、チュウデーデス、剛勇のヂオメーデース休らへる 150許に來りて、陣營の外に見出でぬ、其部下はあたりに眠り、其盾は頭の下に、其槍は地に柄を植ゑて直に立ち、鋭刄遠く耀きて、クロニオーンの電光に似たり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其所にわだつみの波浪の底に黄金の光耀き永劫に朽ちざる宮ぞ築かるる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...青銅鎧ひ耀きて戰陣さして進み行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...眼蓋(まぶた)の下の双眼は火焔の如く耀きつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そのときの不愉快と不平……のうちに夕べの空にひとつふたつ耀きはじめる星...
中勘助 「銀の匙」
...高く耀き 照る日のように崇高にどうしていつもなれないだろう...
宮本百合子 「五月の空」
...やがて そろそろ 耀きの実体が見え憧憬と帰依とが 全心を占める...
宮本百合子 「五月の空」
...お前はその点々の線からサファイヤのような耀きを燦めかせて私の心を 鼓舞して呉れ...
宮本百合子 「五月の空」
...一刹那の耀きでも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いよいよ蒼み 耀きまさり月も得堪えぬ如くそそぐ そそぐ わたしの窓へ満々として 抑えかねたその光をああ今宵月は何たる生きものだろうわたしは燦(きらめ)きの流れからやっとわが身をひき離し部屋へ逃げこみ襖をしめるこんないのちの氾濫は見も知らないという振りで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ようやく昇った朝日が八万の光芒を放って耀きだした...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...空の耀きでちらッと見えた...
横光利一 「夜の靴」
...地方民の眸はそれだけでも耀きを加へよう...
吉川英治 「折々の記」
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