...辻永は身を翻(ひるがえ)すと駈け出した...
海野十三 「地獄街道」
...彼は子供が横翻筋斗(よことんぼがえり)をうつのを半分でやめるような恰好に幾度か大きくキリキリ舞をした...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...翻訳なんてものはいくらでも出来る...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...昨日富豪となり明日(あす)乞丐(こじき)となる市井(しせい)の投機児(とうきじ)をして勝手に翻筋斗(とんぼ)をきらしめよ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...おまえにそむいて自由の反旗を翻すに違いない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...烈風に翻る布の裂け目よりも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...翻訳小説と同じく...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...シエクスピアの洒落は翻訳し得るであろう...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...この方は翻訳でない...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...その運命に翻弄される君といふ個人であつたのだ...
北條民雄 「道化芝居」
...そしてその末端に花穂を(ささ)え着け花穂は中天に翻っているのである...
牧野富太郎 「植物記」
...翻つてその議論も必然の要求からでないと考へるより外に考へやうがあるまい...
水野葉舟 「言文一致」
...その家の古びた客間へスカンジナヴィア文学の翻訳家である宮原晃一郎さんが訪ねて来られた...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...翻訳は売り出されると間もなく引っこめられたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...曾溌鴛鴦翻細雨...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そんなら翻訳の凡例はどうかと云うに...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...千鶴子は自分との結婚に反対する母の意を翻えしめる援助を...
横光利一 「旅愁」
...翻(ひるがえ)って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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