...父はまたその時の景山氏の手翰を額にして奧座敷に飾つて置いたほどそれを喜んで居りました...
石川三四郎 「浪」
...中の書翰箋をひろげて見た...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...約翰(ヨハネ)黙示録(もくじろく)の第十三章さ...
薄田泣菫 「茶話」
...貴翰(きかん)拝読いたしました...
太宰治 「新郎」
...いつ海中へ投じられたものだとお考えになりますか? 一九一七年の三月二十四日に最終の書翰が認められています...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...某日(あるひ)二通の書翰(しょかん)が届いた...
田中貢太郎 「二通の書翰」
...当時の光景を略叙してさる友に書き送れる書翰(しよかん)の大旨なり...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...橋本左内の書翰(しょかん)などももっていた...
徳田秋声 「縮図」
...予(か)ねて草したる漢文の書翰を投じ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ポッケットより新約聖書取り出でゝ吾愛する約翰(よはね)伝第四章を且読み且眺む...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...和蘭國王の「開國勸告」の書翰を捧持してゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...国王は特許の宸翰(しんかん)を下した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幕府に雇われ横文書翰翻訳の仕事を得たり...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...」(齋藤茂吉氏宛の書翰)そして僕は當時...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...いうような書翰だった...
吉川英治 「三国志」
...両名のてがみにも書いてあろうが」書翰(しょかん)でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...尊大人(そんたいじん)がまだ翰林院(かんりんいん)の学士でいらせられた当時ご使用のもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なおその上に彼はアルメイダの書翰をつきつけられたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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