...中の書翰箋をひろげて見た...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...記録書翰の全部にわたって厳密なる考証を加えてまいりましたが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そこで女の家から来た書翰を開けて見た...
田中貢太郎 「二通の書翰」
...阿部の返翰などの記録がそれを物語つてゐるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...しかし翰の持出したものは...
永井荷風 「梅雨晴」
...一度に外から持って帰った気分に火を点(つ)けたその書翰(しょかん)の前に彼女の心は躍(おど)った...
夏目漱石 「明暗」
...書翰(しょかん)の写しだとか...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...プロローグモスクワの科学翰林院(アカデミー)は...
久生十蘭 「地底獣国」
...それらの書翰を通じて...
堀辰雄 「(芥川龍之介の書翰に就いて)」
...」(トゥルン・ウント・タクジス公爵夫人宛書翰)ポオル・ヴァレリイ...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...傍から楢橋書記翰長が...
宮本百合子 「一票の教訓」
...貴方がたもこの書翰を手にして...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...それは「藩翰譜(はんかんふ)」の正統くらいを持って...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...しかし書翰や短冊などを書かれるとそれほどでもありません...
山本笑月 「明治世相百話」
...書翰の文字も原稿と同じく大抵はペン字である...
山本笑月 「明治世相百話」
...書翰箋やインキ壺まで文化と名づけてある...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...翰墨(かんぼく)と筆を取りだして...
吉川英治 「三国志」
...第二回旅行には教皇の書翰の他に二人のドミニコ会士を伴っている...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索