...尤(もつと)も約翰様(ヨハネさま)と吾々風情(われわれふぜい)とは人柄(ひとがら)が違(ちが)ふ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「浮浪学生の話」
...当時の私設翰林院(かんりんいん)を以(もっ)て目されていた...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...「其の名を信ぜし者には権(ちから)を賜いて之を神の子と為せり」とある其事である(約翰(ヨハネ)伝一章十二節)...
内村鑑三 「聖書の読方」
...この書翰集は無名の小説家が現実の事件に基いて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...其書(しよ)雪の霏々(ひゝ)たるがごとく諸国(しよこく)に降(ふら)さん事我(わ)が筆下(ひつか)に在(あ)りといはれたる書翰(しよかん)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...記録や書翰類の発信日付を見ていただきたいと思います...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...某日(あるひ)二通の書翰(しょかん)が届いた...
田中貢太郎 「二通の書翰」
...異人上陸を見受け書翰並に別啓の策を投じ置き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...和蘭國王の「開國勸告」の書翰を捧持してゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...他の一つは七月二十九日付飜譯のペルリの通譯官ポートマンより森山榮之助へ宛てた私的書翰のうちに昌造について觸れてある文章であつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...三月一日に下田奉行が川路宛に愬へた書翰に...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...天子の爲め詔敕を作る翰林の人々の仕事の必要から出來た類書もあり...
内藤湖南 「支那目録學」
...その次第は外国の公使領事から政府の閣老(かくろう)又は外国奉行へ差出す書翰(しょかん)を飜訳する為(た)めである...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...十二月二十九日付のロダン宛の書翰に...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...貴方がたもこの書翰を手にして...
柳宗悦 「民藝四十年」
...翰墨(かんぼく)と筆を取りだして...
吉川英治 「三国志」
...忠利の「松風(まつかぜ)」の出来栄えを賞歎した手翰(しゅかん)であるが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...伝宸翰本のごとく四季の風物の描写の中に取り入れられると...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索