...」と古川先生大いに満足して一尾の鰻を十倍旨(うま)く舌打して賞翫したという逸事がある...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...その地方の人々が如何に賞翫しても...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...俳句は和歌を父母として生まれたのでやはり初音という言葉のうちに賞翫の意味が伝わっているということをただいま申しましたが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...」「すると芸術を翫賞するのには...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...もっとも今日と昔とでは啼きごえの聴き分け方や翫賞(がんしょう)法が幾分異なるらしいけれどもまず今日の例をもって話せばケッキョ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...道阿弥の首を賞翫(しょうがん)しながら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...笹村はいい加減に翫弄(おもちゃ)にされているように思って...
徳田秋声 「黴」
...「あなたは人を翫弄(おもちゃ)にする気だったんです...
徳田秋声 「黴」
...いろいろな翫具(おもちゃ)を取り出してしばらく静子と遊んでいるかと思うと...
徳田秋声 「爛」
...ちょっと珍らしいので皆が賞翫した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...光沢(つや)の出た所をしきりに賞翫(しょうがん)している...
夏目漱石 「草枕」
...無論自分の翫賞のためのみではなく...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...人(ひと)一人(ひとり)翫弄物(もてあそび)にする譯(わけ)には行(ゆ)くまじ...
樋口一葉 「われから」
...凡日本普く賞翫す...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...万宝もこんな美人をそのまま置いては留守に家を乱さるるからこれを宮して謀反の道を断って思うままに翫(もてあそ)んだのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...これも大黒に縁ある甲子の祭りにその使い物の鼠を愛し翫(あそ)ぶようだが...
南方熊楠 「十二支考」
...西洋には水道の鉛管のために鉛毒を受ける人も沢山あるから我国でも水道の水を飲む人は毎日梅干を食べるがいい」と頻(しきり)に語る側で小山の妻君梅干の煮たるを賞翫(しょうがん)し「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...茶山は夜もすがら池を繞(めぐ)つて月を翫(もてあそ)んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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