...今朝は翠(あを)い芽が一面に地からハジけ出て居る...
石川三四郎 「土民生活」
...土井晩翠君に与ふる詩の七行目...
石川啄木 「閑天地」
...小翠は悲しそうな顔もせずに...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...思ったとおりそれは小翠であった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...小翠はきかなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...頭髪(かみ)の飾りなども金あしの簪(かんざし)に小さい翡翠(ひすい)の玉をつけたものをよく(さ)していた...
近松秋江 「黒髪」
...牛込赤城(うしごめあかぎ)の嵐光(らんこう)人家を隔てて翠色(すいしょく)滴(したた)らむとす...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...模糊として隱見する翠の山々などは...
中島敦 「環礁」
...翠川健太郎が平泉へ来ました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...常緑樹の翠の香が煙りの如く漂ふてゐた...
牧野信一 「珠玉の如き」
...これを単(た)だ翠(みどり)の松...
牧野富太郎 「植物記」
...山翠雲晴濃淡新...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...落々臨崖翠影深...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」翡翠の釵を拔いて...
森林太郎 「身上話」
...寒翠園は茶席が六室もあって...
山本笑月 「明治世相百話」
...我は加羅(から)の翡翠(ひすい)を持っている...
横光利一 「日輪」
...翠(みどり)の傾斜を下へ沈みかけてゆく彼の姿が...
吉川英治 「私本太平記」
...わしが翠蓮を世話しておる趙という者ですが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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