...而して翠華西に向ひて革命軍の旗...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...たとへば小室翠雲(こむろすゐうん)にも数歩を譲らざるを得ないかも知れない...
芥川龍之介 「僻見」
...珠玉(しゅぎょく)を鏤(ちりば)めた翡翠色(ひすいいろ)の王座に招(しょう)じ...
海野十三 「振動魔」
...これ翠葉なり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...翠葉は、直ちに人力車にて、四萬温泉にゆくつもりなりしが、病氣は、靈泉に洗ひ去られたりけむ、俄に元氣づきて、同行して、榛名山にのぼらむといふ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...その夜の抱月氏の眼は矢張り翡翠(ひすい)のそれのやうに寂しかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...小翠は知らなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...夫人は小翠の室へいって小翠を責めた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...」小翠は威張って出ていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...」翠の着物の女はいってしまった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...」小翠は笑ってその画を焚(や)いた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...翠微を出てから、暑さは加つて来た...
田山録弥 「草津から伊香保まで」
...「南翠老人大阪で大不出来...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...翡翠(ひすい)の光を集めたようにかがやきましたので...
中里介山 「大菩薩峠」
...海も――少くとも堡礁の内側の水だけは――トロリと翡翠色にまどろんでゐるやうだ...
中島敦 「環礁」
...ボロボロの道具をどんなに貴いと思うか判らない」翠川健太郎がこう言っているうち...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...眼は郊外の新翠(しんすい)に洗われ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...四方(あたり)は幽翠(ゆうすい)な峰で...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索