...二三ヶ月通學した山本芳翠畫塾の思ひ出も...
石川三四郎 「浪」
...輕(かろ)く翡翠(かはせみ)の影(かげ)が飜(ひるがへ)つて落(お)ちた...
泉鏡太郎 「艶書」
...國府臺水に接して、積翠を凝らし、葛西葛飾の水田、茫々盡くる所を知らず...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...さらでだに足弱き翠葉...
大町桂月 「冬の榛名山」
...小室翠雲(こむろすいうん)さんのお弟子だよ...
薄田泣菫 「茶話」
...女はそこで小翠にいいつけて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...元豊と小翠を夫婦にした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...思ったとおりそれは小翠であった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...矗々タル松杉ハ翠ヲ交ヘ...
永井荷風 「上野」
...その翠緑(すいりょく)を反映せしむべき麓の溜池あって初めて完全なる山水の妙趣を示すのである...
永井荷風 「日和下駄」
...乳に溶かした翡翠(ひすい)だ...
中島敦 「環礁」
...翠色(すゐしよく)したヽる松(まつ)にまじりて紅葉(もみぢ)のあるお邸(やしき)と問(と)へば...
樋口一葉 「曉月夜」
...雨後園松翠湿衣...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翠暫(すいざん)の四人がいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...畔田翠山(くろだすいざん)の『古名録(こめいろく)』に依(よ)れば...
柳田国男 「海上の道」
...望翠楼の横手へと出た...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...動物画の名人列伝烏の糞と同居した暁斎古来動物の画では、古永徳、応挙、岸駒等の虎、祖仙の猿など有名で、明治になっては雅邦、翠石の虎、東皐、春草の猫、金鳳の狸、栖鳳の猿など聞えている...
山本笑月 「明治世相百話」
...蓮(はちす)の花は白金だし翠葉(みどりは)は青金(せいきん)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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