...その翌々年の明治二十五年にも同じ題材...
上村松園 「最初の出品画」
...その翌々年も、代参ばかりで御自身のおいではございませんでした...
太宰治 「右大臣実朝」
...オリムピックの翌々年の春でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...「日露修好條約」の成立した翌々年安政二年春まで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...翌々年すなわち長享三年の三月...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...乃至は翌年(明治四十三年)の『冬』と言ひ『安息日の晩れがた』と言ひ『記憶』と言ひ又翌々年(明治四十五年――大正元年)の『心』と一緒に纒められた過半の作『智慧の實を食べてより』『洪水前の夜のレヴエレイ』等の凡てと言ひ悉くその心の謎の解け難い苦痛から出てゐる...
福士幸次郎 「太陽の子」
...第一番にこの弾劾投票の犠牲となったのはヒッパルコス(Hipparchos)であるが、この法の立案者クレイステネス自身も、制定の翌々年、ペルシアと款(かん)を通じたとの嫌疑の下に、かの商鞅と運命を同じくせざるを得なかったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その翌々年の春あたり...
正岡容 「わが寄席青春録」
...翌々年の昭和二年には東隣の奥丹後半島の鯰が大いにあばれ...
武者金吉 「地震なまず」
...私が布川に移った翌々年のことである...
柳田国男 「故郷七十年」
...江戸へ戻ったのは翌々年の三月であった...
山本周五郎 「桑の木物語」
...翌々年の秋の末、新五兵衛がとつぜん病歿(びょうぼつ)した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...終戰後の翌々年かと覺えてをります...
吉川英治 「折々の記」
...あれはもう桶狭間(おけはざま)の御合戦の翌々年...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつから、この京都においでなので」「お身が、豊田郷から、京都へ出た、翌々年のことさ...
吉川英治 「平の将門」
...その翌々年にはモラーレスと共に真珠諸島を攻略して...
和辻哲郎 「鎖国」
...翌々年には改正して発布されたが...
和辻哲郎 「鎖国」
...頼朝の妻政子が年老いて死んだ翌々年である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??