...その翌々年に来ると...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...翌々年は肥料を施すことがいらない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...翌々年の七月には...
太宰治 「右大臣実朝」
...オリムピックの翌々年の春でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...「日露修好條約」の成立した翌々年安政二年春まで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...終戦の年の九月末と翌年の三月末とその翌々年の四月半ばに...
豊島与志雄 「随筆評論集「文学以前」後記」
...その翌々年―一八三〇年には...
野村胡堂 「楽聖物語」
...翌々年すなわち長享三年の三月...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...第一番にこの弾劾投票の犠牲となったのはヒッパルコス(Hipparchos)であるが、この法の立案者クレイステネス自身も、制定の翌々年、ペルシアと款(かん)を通じたとの嫌疑の下に、かの商鞅と運命を同じくせざるを得なかったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...翌々年の昭和二年には東隣の奥丹後半島の鯰が大いにあばれ...
武者金吉 「地震なまず」
...翌々年の秋の末、新五兵衛がとつぜん病歿(びょうぼつ)した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...終戰後の翌々年かと覺えてをります...
吉川英治 「折々の記」
...ついで、翌々年も、数回にわたる交易がおこなわれ、海の彼方の文物が、俄に、都下をいろどりだした...
吉川英治 「私本太平記」
...翌々年までへかけて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...いつから、この京都においでなので」「お身が、豊田郷から、京都へ出た、翌々年のことさ...
吉川英治 「平の将門」
...その翌々年にはモラーレスと共に真珠諸島を攻略して...
和辻哲郎 「鎖国」
...頼朝の妻政子が年老いて死んだ翌々年である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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