...その翌々晩も同様に出かけたところ...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...その翌々年の明治二十五年にも同じ題材...
上村松園 「最初の出品画」
...翌々日、協同親和会を中心とした三十余名が芝浦亭に会合した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...翌々日、正造は出京して芝口の信濃屋に入り、在京委員たちから大石次官との会見顛末をきいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その翌日か、翌々日か、とうとう男三郎がやられたといううわさが獄中にひろがった...
大杉栄 「獄中記」
...その翌々日、すでに飲酒を為した...
太宰治 「あさましきもの」
...」その、あてにならない保証人は、その翌々日、結納の品々を白木の台に載せて、小坂氏の家へ、おとどけしなければならなくなったのである...
太宰治 「佳日」
...処が列車顛覆事件のあった翌々日が九月一日である...
戸坂潤 「社会時評」
...終戦の年の九月末と翌年の三月末とその翌々年の四月半ばに...
豊島与志雄 「随筆評論集「文学以前」後記」
...その翌々年―一八三〇年には...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その翌々日でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はその日、帰りの汽車の中でふと、呉線は明日から試運転をするということを耳にしたので、その翌々日、呉線経由で本郷へ行くつもりで再び廿日市の方へ出掛けた...
原民喜 「廃墟から」
...翌々日ダイアナとメァリーは遠いB町に向けて出發した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そのまた翌々晩もその金の棒を引いておいたのです...
室生犀星 「不思議な国の話」
...私が布川に移った翌々年のことである...
柳田国男 「故郷七十年」
...――で、結局、中一日いただけで、翌々日には、「また、縁があったら」と、雷横はサッサと草鞋(わらじ)をはきだして別れを告げた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...翌々日も落ちない...
吉川英治 「日本名婦伝」
...大義(たいぎ)大慈悲(だいじひ)一小屋の中に枕をならべている怪我人たちが、寒くないように、また、雨でも降って来たときにも凍(こご)えぬように、介三郎は職人たちを督(とく)して、翌日も翌々日も、まるでその事につぶしてしまった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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