...その翌々日の午後...
芥川龍之介 「水の三日」
...竜子失踪の翌々日の夜となった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...四つのなぞ世田谷の洋館でインド人が消えうせた翌々日...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...その翌々日余は居士を柊屋に訪ねた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...早速その翌々日引越してきた...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...終戦の年の九月末と翌年の三月末とその翌々年の四月半ばに...
豊島与志雄 「随筆評論集「文学以前」後記」
...其(そ)の翌々日(よく/\じつ)に...
永井荷風 「すみだ川」
...事実この Pornographie は、“Bibliothque des Curieux (collection illustre) Volume 13.”という標題のもとに、あの夜の演技が挿入されて、いちぶの人士間に流布し、おれもふとした機会からながれながれた品物をげんにこの眼でみたことはみたので、この事実にうそはないらしいが、しかし、こんなたかのしれた犯罪の口ふさぎのためにおれを河をこえてまでつけてきて、ドスをぬいてきりかかってきたというのはいささか大仰ではないかと、なにかまだ腑におちないおりのようなおもくるしい懸念をいだいているうちに、翌々日の新聞が、こんどはまえよりもいくらか大きな活字でこの事件のもうひとつのかくされた面をばくろしたというのは、X街の娼家と娼家とのあいだにながれている幅わずか二三尺のどぶのなかに、ひとりの日本女のふはいした屍体が発見されたというニュウスで、この犯人がまえに逮捕された結社の一派で、余罪を追及してゆくうちになかまのひとりが犯行を自白したというのだ...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...その翌々日、とうとう三月五日という日が来てしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...翌々日の朝でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉井喜作は最後まで隊商から離れず、歌にもうたえないような一万五千粁の旅行をつづけ、翌々、廿八年の二月に独逸へ入り、ベルリンで Karawanen-Reise in Sibilien(「西比利亜征槎旅行」)という本を刊行した...
久生十蘭 「新西遊記」
...翌々日になって侍医と召使の同居が許可されたが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...祖母の亡(なく)なった翌々年(よくよくとし)の...
二葉亭四迷 「平凡」
...翌々日になっても...
吉川英治 「魚紋」
...つづいて翌々日の四月晦日(みそか)...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでに翌々日の午後である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二人は江戸へ帰って来た!すぐその翌々日は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...翌々日の早朝には...
和辻哲郎 「鎖国」
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