...その翌々晩も同様に出かけたところ...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...代がわりした『毎日新聞』の翌々日に載る沼南署名の訣別(けつべつ)の辞のゲラ刷(ずり)を封入した自筆の手紙を友人に配っている...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...関係があるのかどうか知らないけれどね」その翌々日...
梅崎春生 「狂い凧」
...翌々晩となるに従って...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...その翌々日の朝姉から電話で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...翌々年の夏、私共が信州星野温泉地にある小家に暮してゐた時、寺田氏は淺間山峰の茶屋附近にある地震研究所の御用で、星野温泉の別莊に滯在中で或日の午後來訪された...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...前文略旅順陥落の翌々日...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...翌々日も同じだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...翌日と翌々日の新聞は...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...その翌々日のことであつた...
原民喜 「夏の花」
...私はその日、帰りの汽車の中でふと、呉線は明日から試運転をするといふことを耳にしたので、その翌々日、呉線経由で本郷へ行くつもりで再び廿日市の方へ出掛けた...
原民喜 「廃墟から」
...翌々年の秋の末、新五兵衛がとつぜん病歿(びょうぼつ)した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...翌々日あたりへかけて...
吉川英治 「私本太平記」
...あれはもう桶狭間(おけはざま)の御合戦の翌々年...
吉川英治 「新書太閤記」
...翌々日はもう以前の雲遊の道士姿となり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――で、結局、中一日いただけで、翌々日には、「また、縁があったら」と、雷横はサッサと草鞋(わらじ)をはきだして別れを告げた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...翌々年の寛永二十年...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...頼朝の妻政子が年老いて死んだ翌々年である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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