...この事あった翌々日...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...その翌々日の午前十時に...
海野十三 「三十年後の世界」
...翌々年の七月には...
太宰治 「右大臣実朝」
...オリムピックの翌々年の春でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...その翌々日、チリリンヤの大八車には、めずらしい荷物が積みこまれた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...うそじゃ思うなら、ためしてみるとええ」「じゃあ、みんなでためしましょうね」じょうだんにそういって、その日はすんだのだが、翌々日、森岡正はほんとに月夜の蟹をもってきた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...一日浪子の主治医を招きて書斎に密談せしが、その翌々日より、浪子を伴ない、婢(ひ)の幾を従えて、飄然(ひょうぜん)として京都に来つ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...六その翌々日...
野村胡堂 「女記者の役割」
...四平次はその翌々日の朝...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...翌々年すなわち長享三年の三月...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...翌々日くらいにはとうとう追いつけなくなり...
久生十蘭 「海難記」
...つまりコルシカから三人の同郷人が到着した翌々日だから...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...翌日も翌々日も彼の姿は見あたらなかつた...
牧野信一 「奇友往来」
...翌々晩……忘れもしない大正九年三月二日の夜の松平男爵の招宴をお名残として...
夢野久作 「暗黒公使」
...こうして翌々日...
吉川英治 「私本太平記」
...――で、結局、中一日いただけで、翌々日には、「また、縁があったら」と、雷横はサッサと草鞋(わらじ)をはきだして別れを告げた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すなわち天堂一角が、阿州屋敷から助太刀に派遣された、原士(はらし)の組と協力して、もちの木坂に法月弦之丞を待ちぶせした、その翌々日、垂井(たるい)の宿(しゅく)で発したもの...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...翌々日は、参内のため、伏見へ向かって発向という日取りである...
吉川英治 「松のや露八」
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