...その翌晩平気な顔をして煙草の火を借りに出て来られるものか来られないものか...
海野十三 「奇賊悲願」
...翌朝も、また食前に、我を待たずして行き、食後もまた行く...
大町桂月 「親馬鹿の旅」
...毎月二十五日の夜から翌二十六日の午後まで...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...翌朝になって婢(じょちゅう)が気をつけて見ると...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...まだ去年の秋お宮のところへ二度めか三度めにいった時翌朝(あくるあさ)帰って気がつくと飛んだことになっていた...
近松秋江 「うつり香」
...その翌日、妻は私、三男、長女と、同僚の岡さんに伴われ、築地の癌研附属病院に入院する...
外村繁 「澪標」
...その晩は船で寝て、翌日上陸して、浜座敷という所を借りて、そこで入浴し、女連は髪を結いなどして支度をした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...翌日の夕方着きました――ところが驚いたことに――」権八はたくましい拳骨(げんこつ)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」八五郎が飛込んで來たのはその翌る日の朝でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先の失敗に懲(こ)りて、今度は念には念を入れて調べたものか、八五郎が練馬から歸つたのは、翌る日の夕方、それもすつかり暗くなつてからでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越えて翌る八月の五日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は翌日になって何一つ差障りの起きないように...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...母親はこツそり其の騒を脱(ぬ)けて翌日(あす)の米の心配に來たことも往々(ま/\)あツた...
三島霜川 「昔の女」
...十の四翌日三田は何時もよりも早く宿を出た...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...先生はその翌日、銭はないが大道へ稼ぎにゆく勇気もなく、炬燵(こたつ)に狸をきめていましたが、いつかトロリとしたところへ、「あら、寝ているの?」お蝶の嬌笑が障子を開ける...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして翌二十七日の朝...
吉川英治 「新書太閤記」
...東渓村へ入ったのは翌々日の午(ひる)さがり...
吉川英治 「新・水滸伝」
......
若山牧水 「熊野奈智山」
便利!手書き漢字入力検索