...翌日解剖に附されたが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...闇の中の巨人波越氏は翌日登庁すると早速明智に電話をかけた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...其(その)翌日(よくじつ)...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...同じ年の冬、嘲風の論文中の一個の問題に関して、著者の手に成れる、一個の論文同じ雑誌に出で、翌年に至りて、之に対する嘲風の弁駁と、これに対する著者の答弁と、同じ紙上に出でたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...そうして翌(あく)る朝は枕元の目ざまし時計の鳴ると同時にはね起き...
太宰治 「トカトントン」
...翌日、歌をかいたノオトを返したくM嬢をさがしていると、また甲板で中村さんに出会い、M嬢は船室に内田さんと二人でいるとのことなので、早く渡してあげたく、かつて一度も行ったことのない、女の船室のほうへ行き、名札のかかったドアを軽く叩(たた)くと、中から内田さんの声がものうげに「どうぞ」という...
田中英光 「オリンポスの果実」
...そして翌朝になると...
豊島与志雄 「夢の卵」
...終電車(しゆうでんしや)の通(とほ)り過(すぎ)る頃(ころ)につかまへた客(きやく)は宿屋(やどや)へ行(い)つてから翌朝(よくあさ)まで泊(とま)りたいと言出(いひだ)す始末(しまつ)であつた...
永井壮吉 「吾妻橋」
...警察の取調べがすんだ翌日だつた...
中村地平 「悪夢」
...三度ばかり書画好きの泥棒に見舞われた後のことなので、翌朝奥さんは、また泥棒ですよと奇声をあげる...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...翌日、昼頃になって、エベットが重吉を迎いに来た...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...その翌日松木が出て来た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...翌朝目覚(めざ)めしは他の監房にて既に食事の済(す)みし頃なりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...翌五日御番入仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翌日それを第一面に載せた新聞が届く...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...翌二年の八月には大暴風雨があつた...
吉川英治 「折々の記」
...嫁(かし)ずいてきてからすぐ翌年に...
吉川英治 「親鸞」
...そのため、好学の青年は志を得ず、父の意見に負けて、翌日、小田原へ帰って行った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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