...翌朝は九時に出発し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その翌日、私は早速丸善へ行って、果して一冊あったのを直ぐ買取った...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...翌晩お會(あ)いなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...その翌年の五月頃であった...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...翌々年の夏、私共が信州星野温泉地にある小家に暮してゐた時、寺田氏は淺間山峰の茶屋附近にある地震研究所の御用で、星野温泉の別莊に滯在中で或日の午後來訪された...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...崋山が自殺した翌年「打拂改正令」は出されたが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...川並山へ登らな見えやへんわ」しかしその翌朝から...
外村繁 「澪標」
...翌くる朝この立派な紳士は...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...爆風で吹きとばされた麦が速やかに至る所に芽をふいた(これは翌年普通の麦と同時に開花結実して...
永井隆 「長崎の鐘」
...六翌朝、洲崎の金六の使いが、神田の平次の家へ飛んで来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十五翌朝、二人は昼近くになつて眼を覚ました...
林芙美子 「浮雲」
...調べればすぐわかるはずです」翌日...
久生十蘭 「虹の橋」
...翌日は、重井(おもい)、葉石(はいし)、古井(ふるい)らの諸氏が名古屋より到着のはずなりければ、さきに着阪(ちゃくはん)せる同志と共に停車場(ステーション)まで出迎えしに、間もなく到着して妾らより贈れる花束を受け、それより徒歩して東雲(しののめ)新聞社に至らんとせるに、数万(すまん)の見物人および出迎人にて、さしもに広き梅田停車場(ステーション)もほとんど立錐(りっすい)の地を余さず、妾らも重井、葉石らと共に一団となりて人々に擁(よう)せられ、足も地に着かずして中天にぶらさがりながら、辛(かろ)うじて東雲(しののめ)新聞社に入る...
福田英子 「妾の半生涯」
...翌年三月には空しく西班牙を立ち去らなければならなかつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「トレドの風景」
...家綱が嗣(つ)いだ年の翌年である...
森鴎外 「栗山大膳」
...――あれは、その翌日だった...
山川方夫 「愛のごとく」
...その翌年から再び瑠璃玉のやうにみづみづしい...
吉川英治 「折々の記」
...そして前年十二月から翌年四月までの社会記事が主となっているのだが...
吉川英治 「私本太平記」
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