...翌朝二時ごろに床の内湿りおるに目をさまし...
井上円了 「おばけの正体」
...翌日洞庭君は新たに清光閣に盛宴を張った...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...その翌晩になって蓮香が来た...
田中貢太郎 「蓮香」
...翌日学校に行くと...
田山花袋 「田舎教師」
...其英一の遺志によつて、翌昭和十年初夏、小泉八雲先生の記念碑が上野の帝國圖書館前庭に建てられ、七月一日除幕式が擧行せられた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...叔父はその翌(あく)る朝...
徳永直 「戦争雑記」
...着いた翌日また引き返し...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...小奴と逢つた翌日その父親にも停車場で逢つたが...
野口雨情 「石川啄木と小奴」
...幸い翌る日あたりから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...翌る日の朝でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抱月氏の逝去(せいきょ)された翌日...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...夢だったとしか思われないパテティックな茶話会の翌日から七日の間...
久生十蘭 「だいこん」
...その翌々二十一日には将軍が危急(ききゅう)存亡の大事を眼前(がんぜん)に見ながら其(そ)れを棄(す)てゝ置(おい)て上洛して仕舞(しま)うた...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その翌年の春だった...
堀辰雄 「姨捨」
...東京の友達とやつてゐる文芸同人雑誌の翌月号に...
牧野信一 「或る日の運動」
...「七月廿日夕、柏軒先生京師旅寓より、御同人御大病に付、繰合早々上京可致旨、安策より申越候に付、願書差出候処、即刻願之通勝手次第被仰付、翌朝発足、廿六日朝京著之処、去十九日御卒去之由、八月廿一日発喪相成、九月十九日京発、十月三日福山帰著...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翌年これを一冊にまとめ...
柳宗悦 「四十年の回想」
...翌朝、彼は早くも鴨嘴灘(おうしたん)から船に乗りかけていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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