...芭蕉翁尺牘より...
生田長江 「我が一九二二年」
...京にいでゝ季吟(きぎん)翁の門に入り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...昨年の今頃にありては貴兄と鳴雪翁との気焔(きえん)あたるべからざるものありしやに覚え候...
高浜虚子 「子規居士と余」
...沙翁の「ハムレット」のような芝居は...
太宰治 「新ハムレット」
...ビグルナイユは玄翁(げんのう)をジャヴェルの足下に投げ出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...牧野「これが翁草(オキナグサ)」患者C「どうして翁草と云いますか」先生耳が遠くて聞えないのでお嬢さんが通訳にあたられる...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...そのとき久良伎翁夫人は「恋に活き芸術に活き石に活き素梅女」の一句を献じられた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...晋の祝鶏翁は洛陽の人...
南方熊楠 「十二支考」
...妻(つま)原氏(うじ)が江戸の町医朝川黙翁(もくおう)に再嫁した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...多分江戸で白河樂翁侯が政柄を執つてゐた寛政の頃ででもあつただらう...
森林太郎 「高瀬舟」
...滄洲(そうしゅう)翁も意外だと思った...
森鴎外 「安井夫人」
...私のしばしば語る竹馬の友の三木拙二翁の細君は先妻...
柳田国男 「故郷七十年」
...気を抜く余裕なんか只の一刹那もないところを翁が教育している事が...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...翁の「朔造朔造」は催能の際の名物であり風景であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...東京へ出発の際翁の石膏像を動かしながら...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...翁は旧友から貰ったという竹製のカンカン帽に...
夢野久作 「近世快人伝」
...三等待合室の中央に立って待っている到翁が眼早く青切符を見咎(みとが)めてサッと顔色を変えた...
夢野久作 「近世快人伝」
...はったと翁をにらみつけて...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??