...」(カ翁著『自由産業の方へ』九九頁)更に言つてゐる...
石川三四郎 「社会的分業論」
...兩碑とも堙沒しかゝりたればとて、三森翁發起して、石柵を設けたりと聞く...
大町桂月 「白河の關」
...)○杤(とち)の(本字は橡なり)実(み)の食方(しよくはう)翁に聞(きゝ)しをこゝに記して凶年(きやうねん)の心得(こゝろえ)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...主翁はしかたなく小八の家主の処へ往った...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...島崎君がよく芭蕉翁を持ち出すのと比べて見て...
田山録弥 「正宗君について」
...翁屋小左衞門は、短かい間に一と身上(しんしやう)を築き上げた精悍(せいかん)無比な腕きゝでしたが、五十近くなるとさすがに氣が挫(くぢ)けたらしく、近頃は慈悲善根と言つたやうな、誰でも暮しが樂になると考へつく、後生願ひの投資に一生懸命で、人に彼れこれ言はれるやうなサモしい行ひなどは微塵(みぢん)もなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近年に至って鶯亭金升(おうていきんしょう)翁の落語集「福」(なんと明治三十三年発行!)にこれにほとんど同様の落ちの新作あることを発見して...
正岡容 「わが寄席青春録」
...わずか三十七篇の沙翁の戯曲の一字一言をも忽(ゆるが)せにせず...
南方熊楠 「十二支考」
...法諡(はふし)を幽林院岱翁良椿(たいをうりやうちん)居士と云ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又三帰翁十巻といふものあり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...泉蔵は備中国長尾村の人小野櫟翁(れきをう)の弟である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...役所で伯翁が習字を教え始めて以来...
山本周五郎 「さぶ」
...芝公園の関不羨翁...
山本笑月 「明治世相百話」
...右手に赤塗のお盆を持って翁の後から舞台に行くので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...どうしていいかわからないまま固くなって翁の顔を見た...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...翁の居間にチョコンと坐っている楽堂君を見ると突立ったまま云った...
夢野久作 「近世快人伝」
...其れから詩人ルアレン翁が住んで居ると云ふ事もサン・クルウの好きな一つの理由である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「師氏」「はい」「貧しい翁の漁(すなど)り舟も軍に取られてしまったとみえる...
吉川英治 「私本太平記」
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