...何でも翁の話では...
芥川龍之介 「秋山図」
...玉堂鉄翁は姑(しばら)く問はず...
芥川龍之介 「僻見」
...翁が喜は眉のあたりに呈(あらは)れき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一翁あり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...七十ばかりな主(あるじ)の翁(おきな)は若き男女のために...
伊藤左千夫 「春の潮」
...子煩悩の鉄斎翁は...
薄田泣菫 「茶話」
...『それでも昨日某鯛料理店では百人ほどの膳に鯛をつけたが』と翁が怪しむと...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...大騒ぎしていたのだよ」主翁(ていしゅ)はそれではあの書生とお邸(やしき)へ往っていたことは夢であったのかと思いだした...
田中貢太郎 「黄燈」
...ヨタ二句・腰のいたさをたゝいてくれる手がほしいお経あげてゐるわがふところは秋の風(まことに芭蕉翁...
種田山頭火 「行乞記」
...さればわれ日々(にちにち)編輯局に机を連ねて親しくこの翁の教を受け得たる事今にして思へばまことに涙こぼるる次第なり...
永井荷風 「書かでもの記」
...野間翁は雛妓若千代等の一群を自働舩に載せ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...海にむかった室で昼間の一酔(いっすい)に八十翁もよばれてほろよいになると...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...雪嶺(せつれい)翁が校正の時に文章を非常に直すので活版屋が小言をいふ事...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...頬髭長き猶太(ユダヤ)教徒の翁(おきな)が戸前(こぜん)に佇(たゝず)みたる居酒屋...
森鴎外 「舞姫」
...霰(あられ)ふる左の山は菅(すげ)の寺北枝(ほくし)遊女四五人田舎(いなか)わたらひ曾良(そら)落書(らくがき)に恋しき君が名もありて翁(おう)髪はそらねど魚(うお)くはぬ也(なり)北枝ここで最初に問題になるのは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...恨むという気持は御法度だけで抑えられるものではない」と伯翁は熱心に...
山本周五郎 「さぶ」
...そのほか劇壇や芸界で翁の息のかかった連中は尠なくない...
山本笑月 「明治世相百話」
...今度は疲れないように翁の胴体を帯で椅子に縛り付け...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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