...トルストイのような自髯(はくぜん)の老翁も見えれば...
岩野泡鳴 「耽溺」
...老翁の昔語りを聞き...
大町桂月 「鹿島詣」
...手引して来た主翁が小声で囁いた...
田中貢太郎 「怪しき旅僧」
...主翁はその後姿(うしろすがた)を見送っていたが...
田中貢太郎 「黄燈」
...ぶっつかったのですよ」主翁は食卓(ちゃぶだい)へ縋(すが)りつくようにした...
田中貢太郎 「黄燈」
...翁は喜ばしげに見やって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...福島の家老に杉妻栄翁という知人があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...沙翁はクラレンス公爵の塔中で殺さるる場を写すには正筆(せいひつ)を用い...
夏目漱石 「倫敦塔」
...述翁有松柏後彫之質云...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同心支配岡翁助(をうすけ)に告げたのを...
森鴎外 「大塩平八郎」
...翁の偉大なる人格と...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...とにかく祖父は何もかも只圓翁を中心にして考えていたらしい...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...大野君と二人で翁の背後の脇桟敷から長い事凝視していた事があったが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ツクヅク翁の紡績会社振りに驚嘆させられていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...翁の歿後は前記梅津朔造氏...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...大奈翁(だいなおう)の幽霊がアメロンゲン城の壁を撫でて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...市川楽翁どのにも来診を乞うて...
吉川英治 「大岡越前」
...百何歳という中の一翁が...
吉川英治 「三国志」
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