...蜘蛛形類は、羽虫や蚊などを捕食する天敵だ...
...日の線のなかに飛ぶ羽虫もあかつきの中から吹く微風もお前の心をだれも知らない夢で充すことが出来たしかし今は...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...羽虫の群れが飛んでいる...
外村繁 「澪標」
...まだ羽虫の群れが跳ねているのが見えている...
外村繁 「澪標」
...小さな羽虫の類飛びかい...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...小さな羽虫も、軽やかに飛び立つ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...蜘蛛(くも)の巣に掛つた羽虫のやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頻りに青い小さな羽虫のやうな焔がちらついてゐた...
原民喜 「星のわななき」
...粉のような羽虫がその上に撒(ま)かれた...
本庄陸男 「石狩川」
...花園の春「黄金(こがね)の羽虫...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...「黄金の羽虫! おや何を探してゐるの...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...すると空気は無数の蠅と蚊と蜂と虻と蛾とすべての羽虫の唸りごえで満された...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「魚と蠅の祝日」
...ときどき扇のような片羽を開いて嘴(くちばし)で羽虫でも(あさ)るのであろう...
室生犀星 「みずうみ」
...小魚や羽虫などは群をなして飛んできたろうが...
柳田国男 「海上の道」
...羽虫を求めていつまでも飛びかわしていることもある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...羽虫が一面泥の上を飛んで...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...うずらの羽虫史上には良吏の例も少くはない...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...生々しい臭(にお)いに羽虫が寄りたかって...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは水際の泡にまい寄る細かな羽虫を覗っているのだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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