...立処(たちどころ)に羽にかわって...
泉鏡花 「婦系図」
...白羽の矢が屋根にささったうちが...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...羽衣は船暈の氣味なりとて...
大町桂月 「房州紀行」
...松の梢に懸け置きし羽衣を奪う...
高木敏雄 「比較神話学」
...白縞(しろじま)の袴に透綾(すきや)の羽織を着たさまざまの教員連が...
田山花袋 「田舎教師」
...御頓着(とんちゃく)なく後鳥羽(ごとば)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...蜜蜂が羽音を立てている...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...セルの着物に小紋の絽の羽織を引っかけて...
豊島与志雄 「小説中の女」
...黒木綿の紋付羽織に...
直木三十五 「死までを語る」
...この七兵衛は当分の間――まあ長くて七日間――はこの瑞巌寺様の構内から一寸も出られない余儀ない羽目になりました――これと申すも...
中里介山 「大菩薩峠」
...何時の間にそれが脱皮して毛虫から揚羽の蝶になつたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...羽織を引っかけて...
火野葦平 「花と龍」
...音羽の通りへ出ませんでは――」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...少し小高くなった処へ合羽のまま腰をおろした...
山本周五郎 「新潮記」
...老女鳥羽の手紙にあったこと以外は知らなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...羽根を拡げたように連った店頭の支那扇の中で...
横光利一 「上海」
...関羽はこの男の勇を惜しんで...
吉川英治 「三国志」
...羽柴主力は、こうして、もはや鎧袖(がいしゅう)一触(しょく)に値するほどな敵にも会わず、秀吉を囲む騎馬一団の幕僚と、前後、夥(おびただ)しい軍列は、差物、馬印を陽に焦(や)きながら、蜿蜒(えんえん)、北進をつづけて――茂山から父室(ふむろ)村を経、国安、天神前を通って、今市の北、狐塚と橡(とち)の木(き)山との間に当る街道へ続々溢れ出て来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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