...また他方においては商羯羅阿闍梨(しゃんからあじゃり)の組み立てた無明(むみょう)観(二六)に似たところがあるように思われる...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...――急いで羯皷(かつこ)を持つてまゐれ...
薄田泣菫 「独楽園」
...それと同時に羯南氏の紹介で余は『日本人』紙上に俳句の選をし俳話を連載することになった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...羯南先生の宅を本陣にして葬儀その他についての評議が開かれてからは落着いた心持はなかった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...不動様はまず矜羯羅童子(こんがらどうじ)から始めます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...陸羯南(くがかつなん)氏を用いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...羯南氏が早くより子規氏を知っていて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...(六月二十九日)羯翁(かつおう)の催しにて我枕辺に集まる人々...
正岡子規 「墨汁一滴」
...矜羯羅制迦(コンガラセイタカ)――二人の方はおれがやるから...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...婆私(ばした)仙は帝釈の身を変じて羯羊(かつよう)形と為(な)すとある...
南方熊楠 「十二支考」
...駄那羯礫迦国の城の東西に東山西山てふ伽藍あり...
南方熊楠 「十二支考」
...子の日の神将名は毘羯羅(びから)...
南方熊楠 「十二支考」
...羯南の文も亦経籍訪古志の序跋を参酌したに過ぎぬに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雖生於戎羯(じゅうけつにうまるといえども)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...はたヘスペリアの海に君臨する磨羯宮(まかつきゅう)か...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...陸羯南や三宅雪嶺らの世間への直言が...
柳田国男 「故郷七十年」
...羯鼓(かっこ)を打つ...
吉川英治 「平の将門」
...それが天竺国首羯磨(びしゅかつま)二十五世末孫文答師(もんどうし)であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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