...笛や羯鼓(かっこ)や竪琴の音も絶えて...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...二五 商羯羅阿闍梨――七八九年頃南インドに生れる...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...」侍臣の手から羯皷を受取つた玄宗は...
薄田泣菫 「独楽園」
...羯南先生を中心にして一同で暁を待った心持はしめやかであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮(じれん)、柄香炉(えこうろ)、常花(とこはな)、鈴(れい)、五鈷(ごこ)、三鈷、独鈷(とっこ)、金剛盤(こんごうばん)、輪棒、羯麿(かつま)、馨架(けいか)、雲板(うんばん)、魚板(ぎょばん)、木魚(もくぎょ)など、余は略します...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...或時は羯磨(かつま)が現われ...
中里介山 「法然行伝」
...禰宜(ねぎ)が腰鼓(ようこ)羯鼓(かっこ)笏拍手(さくほうし)をうち...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鐃(ツィンバルイ)や提琴や羯鼓をかたへに置いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...磨羯宮(まげつきゅう)...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...(六月二十九日)羯翁(かつおう)の催しにて我枕辺に集まる人々...
正岡子規 「墨汁一滴」
...この緊羯羅は瞋面怒目赤黄色狗牙上に出で...
南方熊楠 「十二支考」
...駄那羯礫迦国の城の東西に東山西山てふ伽藍あり...
南方熊楠 「十二支考」
...子の日の神将名は毘羯羅(びから)...
南方熊楠 「十二支考」
...雖生於戎羯(じゅうけつにうまるといえども)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...羯鼓(かっこ)を打ち鳴らし...
吉川英治 「三国志」
...羯鼓(かっこ)を打つ...
吉川英治 「平の将門」
...それが天竺国首羯磨(びしゅかつま)二十五世末孫文答師(もんどうし)であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...羯磨疏(かつましょ)を講ずること十遍...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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